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2018年10月12日 (金曜日)

“横書きを縦書きにしてるだけ”の報道

日本のマスメディア、特に新聞がアメリカの記事を書くときについて次のような揶揄があることを昨夜の生放送報道番組のMCの発言で知りました。

日本の新聞記者は、アメリカのニューヨークタイムズ、またはワシントンポストの“横書き記事を縦書き記事”にしているだけ

つまり、何の取材も無くアメリカの紙面記事をうのみにして記事にして販売しているということを皮肉った言い方です。
これは英字新聞を読んでいる政治・評論家の共通した考えのようです。

その一人の櫻井よしこ氏によれば、

「ニューヨークタイムズもワシントンポストも日本で言う地域限定の‘地方紙’であり、全国紙でもなく(トランプ批判など)偏った新聞記事をアメリカ全体の考えとして報道されていることを信じるのは、日本にとってとても危険なことです。」

ウォール・ストリート・ジャーナルなどをもっと重視し冷静に判断すべき・・・」

というのです。

じつは、私の場合はこの方に賛同することは少ない方ですが、今回はなるほどと思いました。

<新聞の発行部数ランキング>

日本

  1. 読売新聞=1000万部
  2. 朝日新聞= 750万部
  3. 毎日新聞= 350万部
    (※全て全国紙

USA

  1. ウォール・ストリート・ジャーナル=212万部
  2. USAトゥデイ             =182万部
  3. ニューヨークタイムズ(地方紙) =  91万部
    ※ワシントンポスト (地方紙)  =  55万部

新聞発行部数が多い国家

  1. 日本
  2. インド
  3. 中国
  4. イギリス
  5. ドイツ

福島県内の新聞

  1. 福島民報=25万部(読売が主株主)
  2. 福島民友=18万部(毎日が主株主
  3. 朝日新聞= 7万部

日本の場合「定期購読」という独特の販売方法があるので、外国との販売部数とはけた違いになるが「活字好き」と文字を読めない人がほとんど居ないという国民性も販売数に表れている気がする。

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コメント

桜井さんらしい発想ですね。
新聞社はもともと印刷して数時間以内に配れる範囲が営業基盤です。それでなくてもアメリカは合衆国。それぞれが別の国です。
日本で全国紙と言ってる新聞も、東京本社・大阪本社などと、編集は別々にしています。地方別であるのが本来の姿で、ウォールストリートジャーナルは日本で言えば日経、経済に特化した専門紙としての役割があります。
全国紙でも地方紙でもジャーナリズムとしての独立性は日本はまだ高い方です。
よくないのが、記者クラブ性です。

投稿: ましま | 2018年10月13日 (土曜日) 14:01

ましまさんへ

なるほど、政府とズブズブ関係の記者クラブということでしょうか

投稿: 玉井人ひろた | 2018年10月13日 (土曜日) 17:21

当地の新潟日報は、60万部か65万部程度かと。
しかし新聞の軽減税率は解せません。このブログを読んで一層その思いを大きくしました。

投稿: もうぞう | 2018年10月15日 (月曜日) 08:32

もうぞうさんへ

日本政府の考えの本質はわかりませんが、安倍政権が新聞に対しての減税の理由と同じ理由で、イギリス、ベルギー、デンマーク、ノルウェーの4ヵ国では新聞は無税にしているそうです。

投稿: 玉井人ひろた | 2018年10月15日 (月曜日) 15:36

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