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2018年10月20日 (土曜日)

列車で殺人?!

現地の10月19日、インドの北部に位置するパンジャブ州で、ヒンドゥー教徒の祭りで「ダシャラー」と呼ばれるものが在るそうですが、その祭りを線路内に入って見物していた多くの人々に、列車が突っ込み、少なくとも58人が死亡し、60人以上が怪我を負って病院に搬送されたという事故が発生したそうです。

インドの警察の発表だと、事故が起きたときは祭りのクライマックスで人形を燃やす際の爆竹の音で観衆は列車が近づいていることも警笛も聞こえなかったため逃げ遅れたらしいというのですが、それは変です。

観衆が気が付かなくても、大勢の人を運転手には見えていたはずで、その時点で減速するか、止まるかするのが常識でしょう。

日本なら福知山線事故のように大問題です。

AP通信は現地の目撃者の話として、‘列車が現場に近づいた際にも列車の運転士は警笛を鳴らさなかった’ということです。

もしそれが事実なら、運転士にとっては異教徒だったかもしれない群衆に進路を妨害されて頭にきて、そしてひき殺したとの推測もできるわけです。

  1. ヒンドゥー教徒=79.8%
  2. イスラム教徒 =14.2%
  3. キリスト教徒 = 2.3%
  4. シク教徒   = 1.7%
  5. 仏教徒    = 0.7%
  6. シャイナ教徒 = 0.4%
  7. その他(バラモン教、ゾロアスター教など)=0.9%

↑はインド国内の宗教の割合(外務省2017年調べ)です。ちなみに日本人のイメージするターバンを巻くインド人の宗教はシク教徒です。(※ターバンはイスラム教徒も巻く

インドではヒンドゥー教は約80%を占め、次いでイスラム教とキリスト教、この三つの宗教だけで大半を占めてしまう国家ですが、少数でも多宗教国家であり、他の宗教徒への憎悪と言うのは少なからずあると思います。

今回の列車事故が宗教がらみだとすれば、火種になりそうですね。

ところで、インドは仏教発祥の地ですが、信者は殆んど居ませ、理由は過去にイスラム教徒による弾圧が行われ、一時期滅亡したからだそうです。(正確にはパキスタンあたりが発祥地)

その後復活され、現在のインドの仏教徒は日本人の佐々井秀嶺師によって率いられていること、仏教寺院の全てがヒンドゥー教徒に占有され、佐々井師らによって返還を求められていることは数年前にブログの記事にしましたが、いまだに返還はされていないようですね。

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コメント

トルコのサウジ領事館にしろ、インドの鉄道にしろ日本の常識では考えられないことが当たり前のことのように起きますね。世界は広い!!

投稿: ましま | 2018年10月20日 (土曜日) 20:22

こんばんわ。
・「文章」を読んで。
これは、初めて聞きましたね。

投稿: H.K | 2018年10月20日 (土曜日) 21:41

ましまさんへ

「日本の常識は、世界の非常識」という言葉が昔ありましたが、悪い事は常識としないでもらいたいです


H.Kさんへ

初めてでしたか(

投稿: 玉井人ひろた | 2018年10月21日 (日曜日) 08:01

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