桜田五輪相と蓮舫議員の問答報道に物申す
各報道番組では参議院予算委員会での桜田五輪担当相と蓮舫議員との質疑応答の様子を面白おかしく報道していますが、どの番組も新聞までも肝心なところを報道していません。
報道しないどころか、その肝心な質疑が無かったように解説者らが指摘している番組がほとんどであることに腹が立っています。
<テレビでは>
蓮舫参議↓
「オリンピック・パラリンピックの3つの基本コンセプトはなんでしょう?」
桜田大臣↓
(即答できず)事務方に聞きながら、的外れの答弁そして
蓮舫参議↓
「(当初予算の総額1500億より膨大に膨らみ会計検査院が指摘された)五輪予算の8011億円の中で国の負担額はいくらになっていますか?」
桜田大臣↓
「1,500円でございます。あ、ごめんなさい、1500億円でございます」最後に
桜田大臣=「“れんポウ”さんの・・・.」
蓮舫参議=「‘れんほう’です」
テレビではここまでのやり取りを週刊誌記事のごとく低レベルな報道をして終わっています。
しかも、↑の青字カッコの質問はカットされて報道されています。ふざけた話です。
しかし、蓮舫参議の質問の最も肝心で国民にとって関心を持つべき内容は、後の「れんほうです」という言葉に続いた質問なのです。
蓮舫参議↓
「今、大臣は1500億円と仰いましたが、先日(10月30日)政府の発表は1725億円でしたが、この違いはなんですか?」
これに対し、桜田大臣は答弁に行き詰まって事務方と相談したが答えられず、蓮舫参議の持ち時間がせまり消化不良のままで終了となってしまいます。
10月30日のネットニュースをご覧いただきたい。
>政府は30日、2020年東京五輪・パラリンピックに関連する13~17年度の政府予算を精査した結果、大会の準備・運営に直接関わる事業への支出は1725億円だったと発表した。
8000億円超が支出されたとの会計検査院の指摘を受け、大会との関連性を基に精査した。
ただ、絞り込んだ上でも当初見込まれた1500億円を既に超過しており、経費膨張への懸念が強まりそうだ。
検査院は今月初め、大会推進本部に大会と事業の関連性を精査し、公表するよう要請。
これを受け、↓に当たると判断した。
- 大会の準備・運営等に特に資する事業。大会に直接資する金額を算出することが困難な事業は新国立競技場の整備費など53事業が含まれる。(2)については、道路整備や無電柱化推進など208事業、5461億円が該当。
- 気象情報の予測精度向上など29事業、826億円は大会との関連性が比較的低い事業に該当。
大会組織委員会が昨年12月に公表した大会予算の総額は約1兆3500億円。政府はこのうち1500億円を負担すると説明してきた。
桜田義孝五輪担当相は閣議後の記者会見で「今後は予算に加えて支出も公表する。国民の理解を得られるよう丁寧な説明に努める」と語った。(2018/10/30-12:19)
上記のように、1500億円予算のオリンピック費用が、いつの間にか10倍近い1兆円以上になり、それを指摘され削減して8000億円になったようですが、いつのまにか国民の負担は1500億から200億円以上も増加してきていたのです。
200億円といったら、我が村の2年半の予算です。
振り込め詐欺に近い行政のやり方だと思うのは私だけでしょうか?
それを報道しないマスコミも、同じ穴の狢に感じてしまいます。
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コメント
生を聞いていましたがよくわかりませんでした。こう書いていただくと質疑応答の勘どころがわかります。
投稿: ましま | 2018年11月 8日 (木曜日) 19:49
ましまさんへ
無駄に質問時間が減らされた手法だったとしたら桜田大臣も曲者と言うことになりますが、そうではない感じですね
投稿: 玉井人ひろた | 2018年11月 8日 (木曜日) 21:08
仰るとおりです。
そもそもオリンピックの名を出せば、すべてOKのような体質にも問題ありでしょう。
投稿: もうぞう | 2018年11月11日 (日曜日) 19:08
もうぞうさんへ
海外の人からは、それを日本国民は黙っていると見えるらしいです
投稿: 玉井人ひろた | 2018年11月12日 (月曜日) 09:29