指定伝統工芸品を旧藩別に分類
福島県にはの県指定の伝統的工芸品が‘40’ほど在ります。県のホームページには、それが紹介されています↓
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/32031c/fukushimadentoukougei.html
昨日の新聞でそれが紹介されていましたが、福島県民でもそのすべてを知っている人は極稀でしょう。
ただこうやってその名前を紹介されれば、やはり聞き覚えの有るものばかりでした。
気になったのは、指定伝統工芸品が存在する市町村です。そこで、だいたいですが昔の藩ごとに並べ替えてみました。
<会津藩と周辺>
会津塗(会津若松市、喜多方市)
会津唐人凧(会津若松市)
会津本郷焼(会津美里町)
起上り小法師(会津若松市)
会津慶山焼(会津若松市)
会津天神(会津若松市)
会津絵蝋燭(会津若松市)
赤ベコ(会津若松市)
風車(会津若松市)
会津木綿(会津若松市)
初音(会津若松市)
会津桐下駄(喜多方市)
雄国の根まがり竹細工(喜多方市)
総桐箪笥(会津若松、喜多方、会津坂下町、三島町、会津美里町)
奥会津編み組細工(三島町)
つる細工(只見町)
田島万古焼(南会津町)
金山漆ろうそく(金山町)
檜枝岐の山人工芸品(檜枝岐村)
会津郷からむし織(昭和村)
<二本松藩>
伝統岳こけし(二本松市)
二本松万古焼(二本松市)
獅子頭(二本松市)
仏壇(二本松市)
二本松伝統家具(二本松市)
上川崎和紙(二本松市)
<三春藩>
海老根伝統手漉和紙(郡山市)
三春駒(郡山市、三春町)
三春張子(郡山市、三春町)
会津唐人凧(郡山市)
<白河藩>
白河だるま(白河市)
須賀川絵幟(須賀川市)
江戸小紋(須賀川市)
牡丹こけし(須賀川市)
<相馬藩>
相馬駒焼(相馬市)
大堀相馬焼(浪江町)
日本甲冑(相馬市))
<磐城平藩>
いわき絵のぼり(いわき市)
いわき和紙(いわき市)
<福島藩>
土湯伝統こけし(福島市)
福島だるま(福島市)
上記の内赤色文字の、会津塗(会津若松市、喜多方市)、会津本郷焼(会津美里町)、奥会津編み組細工(三島町)、奥会津昭和からむし織(昭和村)、大堀相馬焼(浪江町)の五つは【国指定・伝統的工芸品】にもなっていますが、それを含めても圧倒的に会津地方に集中していることです。
そして、共通点は城下町であることでしょう。
ただよく見ると、数多い会津地方の中でもその地域的は豪雪地帯にそれは多く、長い冬を利用した産業が発達したのだろうと思われます。
つまり、生活に不安が無くなると、伝統工芸品は消滅していくということでもありましょう。
その証拠に、国指定にもなっている「会津からむし織」は一度消滅しています。それを復活させたのは、関東から移住してきた一人の女性でした。それが指定工芸品にまでしたのですからすごい女性です。
| 固定リンク | 0
コメント
面白い並べ方?ですね~
ふむふむ。
投稿: もうぞう | 2018年11月13日 (火曜日) 19:12
もうぞうさんへ
正確にやると少し違うはずです
投稿: 玉井人ひろた | 2018年11月13日 (火曜日) 20:29