田舎の‘よろずや’
「よろずや」という言葉を最近耳にすることは無くなりました。
それを若い人に説明するなら、“コンビニ”が最も近い店なんでしょうが、食料品・酒・たばこ・衣料品・雑貨などなんでも売っていることは同じなんですが、その形態はかなり違います。
「よろずや」半世紀ほど前の田舎ではどこにでも在り、人々が集い話す憩いの場所としても重宝しましたが、近年は見ることは稀になり、それと同時に言葉も消えていった気がします。
我村でも、特に私が住む玉井地区(旧玉井村)の小学校前から東外れまで続く商店街にも複数ありました。
我が村の半世紀前に営業していた店舗を小学校前から東外れまでの記憶をたどってみますと↓
- よろずや(校門前)
- 駄菓子・文房具屋
- 床屋
- よろずや
- 時計・カメラ店
- 魚屋
- パン・お菓子屋
- パーマ屋(美容院)
- 呉服屋
- 駄菓子・文房具屋
- 床屋
- 薬屋
- 電気屋
- 時計屋
- タバコ屋・よろずや
- ラーメン屋
- 駄菓子屋
- よろずや
- よろずや
- 金物屋
- 魚屋
- パン・お菓子店
- 豆腐屋(食料品)
現在、赤い色の店舗は存在しません。
その他の店舗もガソリンスタンドになったりとか少し形態が違っての存続ですが、後継者が無いところが多いのが現状です。
さらに、家々を回って歩いていた行商も来なくなりました。
ずいぶんと減ったものだと、改めて実感します。
ただし、現在は廃業した店を全部足した店舗面積の何十倍もある大型店が村にできていていますし、現代のよろずやであるコンビニもあちこちに在り、買い物はかえって便利になりましたことは皮肉なものです。
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コメント
そだね~!
あたしのふるさとの町も寂しくなってる。
近くにあった豆腐屋ももうとっくになくなり
あの人だかりの賑わいと並んでいたお店は何処へ?
寂しいね(ノ_-。)
車が無く買い物すらできない買い物難民のお年寄りが
増えてるんだろうな・・・・!
COOPなどのお届けシステムが頼りかな
投稿: Pee | 2018年11月 6日 (火曜日) 09:50
Peeさんへ
そうなんですよ。田舎は大型店は在るんですが、歩いて行ける店が無くなってしまったのが問題です。
投稿: 玉井人ひろた | 2018年11月 6日 (火曜日) 10:44
郊外の大規模店は、華やかで集客も出来るんですが、クルマに乗れない人は、なかなか行けません。
超高齢化のこれからは、どうなっていくのでしょうね?
投稿: もうぞう | 2018年11月 7日 (水曜日) 07:09
もうぞうさんへ
免許証返納も進められていますしねたいへんです。村内には公的な乗り物も有って、買い物にも利用可能なのですが、帰りがちょうどしなかったり、買ったものが重いとマイカーが便利ですね
投稿: 玉井人ひろた | 2018年11月 7日 (水曜日) 08:16