‘山の神’とは
「山の神」とは、春になると山から田に下りてきて「田の神」として農作業を見守り、秋になるとまた山に戻って漁師たちなどの山の暮らしを見守る神様だと信じられてきた民間信仰です。
信仰は古く、農村地には必ずこの神様の石碑などが在るはずです。我が村にも沢山存在して親しまれています。
そして、2005年の1月、箱根に新たな山の神がある若者の姿となって降臨したのでした。
その名は福島県出身で順天堂大の箱根駅伝ランナー選手で5区の山上りを任された「今井正人選手」でした。
ほぼ最下位から、箱根の坂道を喘ぎながら走る他の選手11人をごぼう抜きし順天堂大を一気にトップ争いまでの順位を上げた、坂道をまるで平地のような走りは全国に衝撃を与えました。
あの様子は、未だに忘れません。そして、そのとんでもない新記録更新はもう誰も破ることは無いだろうと思いました。
ところが、同じく福島県出身で東洋大の柏原竜二と言う選手があっさり抜いてしまい「新山の神」の称号を貰ってしまったのには驚いてしまいました。
この柏原竜二選手は富士通陸上部に入ったのですが、現在は「富士通フロンティアーズ」という同じ富士通ですが日本最強のアメリカンフットボールチームのマネージャーに転身してしまったのには、再度驚かされました。
先日行われたジャパンボウルではコーチらが通信に使うレシーバーのコードを運ぶ姿がテレビに映っていました。
いよいよ三が日にはライスボウルと箱根駅伝が視られます。楽しみです。
<「山の神」達の記録更新>
>元祖山の神↓
今井正人(順天堂大⇒トヨタ自動車九州)
・在学中の5区間賞=3回
2005(20.9km) 1時間09分12秒 5区新記録 ※コース変更の為最終記録となった
2006(23.4km) 1時間17分40秒 5区新記録
2007(23.4km) 1時間18分05秒 5区新記録>新山の神↓
柏原竜二(東洋大⇒富士通)
・在学中の5区間賞=4回(最多)
2010(23.4km) 1時間17分18秒 5区新記録
2011(23.4km) 1時間17分08秒 5区新記録
2013(23.4km) 1時間16分36秒 5区新記録 ※コース変更の為最終記録となった
(尚、コース変更の為、上記コースを測定した結果「23.18 Km」だったことが判明)>3代目山の神
神野大地(青山学院⇒セルロース所属プロランナー)
・在学中5区の区間賞は1回だけ(4年生の時は日大のケニア人留学生ダニエル選手に区間賞を取られた)
2015(23.2km) 1時間16分15秒 5区新記録 ※コース変更の為最終記録となった>新たな山の神と呼ばれつつある↓
青木凉真(法政大学)
2018(20.8km) 1時間11分44秒 5区新記録
現在、5区は20.8kmになり、今井正人さんが走ったころの20.9kmとほぼ同じになりましたので、タイムを比較すると当時の今井正人さんの走りがいかに凄かったかがよく解ります。
| 固定リンク | 0
コメント
奥さんのことではないのですね(*^-^)
投稿: ましま | 2018年12月19日 10:37
ましまさんへ
‘それ’も指すことがありますね(
)
投稿: 玉井人ひろた | 2018年12月19日 11:16
私も「奥さん」のことかと思いました
。海の神もあるんですよね。netで調べると色々あって面白いですね。
投稿: 吉田かっちゃん | 2018年12月19日 14:32
吉田かっちゃんへ
いや~、皆さん何かと思いがあるようですね
投稿: 玉井人ひろた | 2018年12月19日 15:00
私もてっきり奥さまの話かと思いましたよ。
投稿: もうぞう | 2018年12月20日 19:09
もうぞうさんへ
印象が強いようですね
投稿: 玉井人ひろた | 2018年12月21日 08:08