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2018年12月22日

公文書日付は西暦へ変る?変らない?

政府は2019年5月1日の新元号への切り替えに関し↓のような方針を出しています。

  • 公文書への西暦表記を義務付けない
  • 和暦と西暦を併記したり、西暦に統一したりする方針は示さず、各省庁や自治体の個別の判断に委ねる

これは慣例で元号を使ってきた省庁や自治体が多く、改元前後の国民生活への影響や混乱を避けるためということで、やはり平成に年号が変わったときと同じ理由で、今回も‘公文書に和暦の記載を義務付ける法令も、西暦を併記する明確な基準も定めない’という方針を示したということでしょう。

これは、昭和から平成に年号が変わったときにも「公文書の西暦採用」が議論となりましたが・・・

  • 諸経費の予算が莫大になる
  • 西暦では高齢者などが理解されにくい
  • 長年の慣例を変えたくない(切り替えが面倒)

↑のような理由で西暦採用はされませんでしたので、それを継承した形です。

ところが、今年の8月に警察庁が発表した道路交通法施行規則改正案で、外国人の免許保有者の増加などを理由に‘西暦表記のみ’にする方針が示されます。

そしてその準備段階として9月までにこの改正案の意見を公募していたようです。

その結果、「元号表記を残すべきだ」という西暦のみ表記に反対する意見が多く寄せられ、それは全体の約80%にもなったのだそうです。

その結果をふまえ、警察庁は当初の「西暦でのみの表記」というのを修正し、来年春から導入する新型の‘運転免許証の有効期限’の表記について、西暦と和暦(=元号)を併記するという発表がなされました。

この併用表記の免許証は、来年3月以降のシステム改修を終えた都道府県から順次切り替えられていくようです。

昭和が長く、その結果として私を含め現在でも昭和生まれの人が大半を占める現状で、誕生日を聞かれれば、やはり「昭和○○年」と答えてしまうことに慣れている人が多く、だから聞かれれば「和暦は無くせない」ということになるのでしょうね。

私はどちらでも良いのですが、西暦も2000年以降のは頭に浮かびやすいですが、19・・年というのはどうしても‘面倒な4ケタ数字’と思ってしまいがちで苦手です。

ただ、運転免許証の改正によって、他の公文書も西暦表記が進んでいく可能性は高いでしょうね。

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コメント

元号の大失敗は明和9年=迷惑年、東北中心に大飢饉がありました。西暦なら大丈夫です

投稿: ましま | 2018年12月22日 16:23

ましまさんへ

過去には縁起が悪いとして途中で元号が変ったこともありましたね

投稿: 玉井人ひろた | 2018年12月22日 19:01

こんばんわ。
・「文章」を読んで。
個人的ですが、自分も「西暦」の方が、分かりやすくて良いと思います。

投稿: H.K | 2018年12月22日 19:36

H.Kさんへ

西暦は計算するのにも楽ですし、元号変化に影響されませんからね

投稿: 玉井人ひろた | 2018年12月23日 07:50

以前は西暦何年生まれですか?って聞かれても答えられない人が多くいましたが、最近は答えられるでしょう。
年齢の計算も簡単ですし。
あえて元号は不要です。
が、熱烈なファンがいますからね~

投稿: もうぞう | 2018年12月24日 18:10

もうぞうさんへ

平成に変わったときから元号は厄介なものになった気がします

投稿: 玉井人ひろた | 2018年12月24日 21:00

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