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2018年12月23日 (日曜日)

天皇陛下のおことば

今上天皇陛下の平成最後の誕生日のきょうでした。誕生日に際し毎年行われるお言葉の放送ですが、今年のは聞いていて涙してしまいました。

国民への思い、そして皇后さまへの思い、率直な思いが込められ、それがよく伝わってきました。

今上天皇が最初に被災地お見舞いをしたのは皇太子時代に天皇の名代として行われた伊勢湾台風の被災地だったようですが、そのとしは美智子さまとの婚姻の年でもありました。

そう考えると、今上天皇・皇后両陛下は夫婦になってから、伊勢湾台風に始まり、阪神淡路大震災、東日本大震災、など自然災害に異常に縁があったお二人だったことになります。

夫婦になり、被災地に行くと美智子さまが被災者の前で膝をつくので、夫である皇太子も膝をつくのが常識となり、天皇に即位してもそれは変えられなかったため、雲仙普賢岳の大災害の時に‘歴史上初めて国民の前で膝をついた天皇‘となりました。

その後、被災者に膝をつくことは皇室の常識となりましたこと、今上天皇陛下や皇后陛下ご自身は全く知らないかもしれません。

涙を誘ったきょうのお言葉で、今上天皇の信念と言うか、伝統を重んじると感じた言葉が何度も出てきました。

自公・安倍政権は今回の座位交代を「退位」と定めましたが、今上天皇はその‘新語’は全く使わず「譲位 」という伝統の正式なお言葉を使われたことです。
関連の過去ブログ↓
https://iwasironokuni.cocolog-nifty.com/komiti/2017/01/post-de4b.html

それにしても、平成と言う元号下での自然大災害が多かったことには改めて驚かされます。

平成とは「平和に成る」というような意味があったのですが、これでは津波や土砂災害などで“国土や町が災害で平らに成る”という皮肉が言えそうな元号になった気もします。

昔なら縁起が悪いとして元号が変えられていたかもしれません。実際にそういう歴史がありました。

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コメント

目をむく人がいるでしょうが上皇になると仏門、というのを復活させたいです。

投稿: ましま | 2018年12月23日 (日曜日) 21:13

ましまさんへ

それも案として良いかもしれませんね

投稿: 玉井人ひろた | 2018年12月24日 (月曜日) 07:51

天皇陛下の会見のお言葉が良かったですね。

投稿: 吉田かっちゃん | 2018年12月24日 (月曜日) 11:59

吉田かっちゃんへ

感動しました

投稿: 玉井人ひろた | 2018年12月24日 (月曜日) 17:09

こんばんわ。
・「文章」を読んで。
改めて、「良い人」と言う言葉に合う人でしたね。

投稿: H.K | 2018年12月24日 (月曜日) 20:02

H.Kさんへ

良い人、という言い方では表せない気がします

投稿: 玉井人ひろた | 2018年12月24日 (月曜日) 20:58

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