マスコミの‘煽り’放送
昨年7月2日夜、堺市南区の大阪府道で乗用車を運転中、堺市西区の大学4年男性(22)運転のバイクに追い抜かれたことに立腹し、追跡し追突転倒したためバイクの男性が死亡するという事件の初公判の報道を視ていて思ったのです
報道では、被告がバイクに対し、前照灯をハイビームにしてクラクションを鳴らし、約1キロもの距離にわたって加速や急接近をしながらバイクを追跡して追突し転倒させ、殺害したとされ殺意があったとする検察の話しの内容が紹介され、それにそって各テレビ局が危険な煽り運転と殺人行為とし被告を激しく非難する報道がなされています。
私もその通り、危険な行為と思っていましたが、被告側の供述内容を知ってマスコミの報道に疑問をいだき始めました
被告側の供述は↓
- バイクに対し腹を立てたことは無かった
- 自車が車線を変えると、前にいたバイクも車線変更したため、危険を感じてクラクションを鳴らした
- 転倒に気づきブレーキを踏んだが間に合わず衝突した
- 「はい、終わり」とつぶやいたのは悲嘆し自分自身に言っただった
内容は、危険回避していたのは被告人側だという内容で容疑とは全く正反対です
検察側が証拠としているのは全て加害者の車のドライブレコーダーに記録されているものですが・・・
もしこの弁護側が主張していることのほうが真実なら、そのドライブレコーダー記録されていたことは亡くなられたバイク男性の煽り運転や危険な走行妨害をしていた映像と言うことになります。
私は運転中、バイクに関してほとんど同じようなことが何度かあり、寸前で衝突を回避した経験を持っている者ですので、他人事では無い事件です。
被告が言った「トラックを運転していたので急ブレーキを踏む習慣が無い」というのも、私がそのとおりですからよく解りました。
どちらが真実かは、バイクの男性が亡くなられているので分らないのが本当ではないか?と思ったりしますが、マスコミは全て(視聴率を考慮し?)「被告人は危険な行為だったとしや報道だけ、もし違っていたらどうするのでしょう。
もっとマスコミと言うのは中立であるべきではないかと思う次第です。
引退した稀勢の里の報道もそうです。
怪我をした際に、あれほど「休場すべきだ」と言っていたのに、いざ休場すると「90日以上も休場しては引退やむなし」の報道に様変わりしてしまいました。
最近の報道には「高齢者ドライバー=悪質」とか「最近の若者は」とか、一括りにして「すべて悪い」という印象誘導報道が多い事、そのほうがもっと恐ろしい。
恥も外聞もなく、知識もなく報道するその様子にはマスメディアの別の顔があること、国民は冷静に対処するべきでしょう
田原総一朗さんの「マスコミのカメラは映す角度によって印象が180度変わる恐ろしさを経験し、マスコミは中立であることを肝に銘じるべきだ」という体験談を思い出します
| 固定リンク | 0
コメント
鵜呑みにする事はしない方がいいですね。
投稿: 吉田かっちゃん | 2019年1月18日 (金曜日) 11:03
吉田かっちゃんへ
なかなか難しいですが、そうあるべきでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2019年1月18日 (金曜日) 11:29
多くの人々は、亡くなった方を被害者として捉えようとしますから。
難しい問題でしょうね。
投稿: もうぞう | 2019年1月18日 (金曜日) 19:07
もうぞうさんへ
私のようなことを言ったら炎上ですね
投稿: 玉井人ひろた | 2019年1月18日 (金曜日) 20:48
マスコミの報道の在り方は本当に問題だらけです。私は政治とか時事問題とかは口にはしないつもりですが、これでよいのか???と思うことだらけです。私は間もなく死ぬでしょうけど、若い人たちの未来が心配です。
投稿: 山口ももり | 2019年1月19日 (土曜日) 09:29
山口ももりさんへ
戦前のように、マスコミが過剰になり戦争に発展しないことを祈りたいです
投稿: 玉井人ひろた | 2019年1月19日 (土曜日) 14:59