8000万円のオープンカー
昨年の12月21日(金)に政府から発表があったように、今年の皇位継承儀式の一環として10月22日(火)に行う「祝賀御列の儀」のパレードで使うオープンカーの調達経費について、メーカーや改造費を含めた総額8000万円(設計費など=1400万円、製造・購入費など=6600万円)が計上されることが明らかになっていましたが、その予算で選定された車両はトヨタの「センチュリー」に決まりました。
<「トヨタセンチュリー」に決定するまでの経過>
政府はトヨタ、日産、ホンダ、英ロールス・ロイス、独メルセデス・ベンツ、独BMWの6社にオープンカーの納入を打診。
昨年末の期限までにBMWを除く5社から提案があった。
平成への代替わりで使った英ロールス・ロイス製は2007年で廃車となっていた。
政府は新たなオープンカーの調達費用として、2018年度第2次補正予算案と19年度予算案に計8000万円を計上している。
私の記憶が正しければ、今上天皇陛下は「天皇が外国の高額高級車を公用車にすることは国民の暮らしを考えると望ましくない」として、経済に配慮し公用車全てを国産車に替えられた経緯があったはず(?)です。
現皇太子殿下も父である今上天皇陛下のそのような国見への配慮を受け継いでいることはよく知られていることです。
さすれば、わざわざパレードの為に1億近い金額をかけて新車を購入するという現行政権の考え方に疑念を抱いてしまいます。
そして、国内外に報道されるであろうその一大イベントの「祝賀御列の儀」を、消費税増税のタイミングに合わせたのも、なんとも気になったのは私だけでしょうか?
これで天皇陛下譲位と新天皇祝賀パレードに使われる予算は166億8千万円(166億円+8000万円)ということでしょうか。
増えるんだろうなぁ(?)
式典委員会から発表
新天皇の即位を披露する「祝賀御列の儀」の内容
- パレードは即位を国内外に宣明する「即位礼正殿の儀」の後、皇居周辺で実施
2月23日、外国首脳らを招いた首相夫妻主催の晩さん会を東京・紀尾井町のホテルニューオータニで開催。(参列者は約900人)
2月24日、東京・隼町の国立劇場で政府主催の天皇陛下在位30年記念式典を開催
- 福島県の内堀雅雄知事と川口順子元外相が国民代表の辞を述べる
- 歌手の三浦大知さんと鮫島有美子さんの2人が記念演奏をする
わが福島県の知事がこんな歴史的瞬間に参加し祝辞を述べる大役を任せられるとは思ってもみませんでした。
内堀知事、緊張するんだろうなぁ。私なら緊張しすぎて蕁麻疹が出そうです。
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コメント
皇太子時代はプリンスを愛用されていました。理由は名前がピッタリだから
投稿: ましま | 2019年1月18日 15:57
昭和天皇の結婚当時の馬車はどうしたのでしょう?
あれでも良いのに?
投稿: もうぞう | 2019年1月18日 19:10
追伸:平成天皇でした。
投稿: もうぞう | 2019年1月18日 19:12
ましまさんへ
日産ですね
もうぞうさんへ
現代の交通事情では難しいようですが、馬車、最高ですよね。
投稿: 玉井人ひろた | 2019年1月18日 20:46