« 食生活が | トップページ | 七日正月 »

2019年1月 6日

銭の穴 と 表裏

お正月と言えば、普段は宗教な無関心な人でも神社仏閣にお参りに行くのが日本人の慣習でしょう。
そしてその際の必需品と言ったら‘お賽銭’です。その際になるべく「‘ご縁’がありますように」の願いを込め「五円(ごえん)玉」を準備するのが、わが家の通例です。

たぶん、本来は意味は無いのでしょうが、縁起担ぎです。

ちなみに、賽銭箱を社の前に置く習慣は日本神道と古代ユダヤ教だけのようです。

さてここで五円玉を見てフッと思ったのです

  • なぜ、五円玉には○穴が有るのだろう?
  • 穴が有る理由は何だろうか?
  • 外国のコインに穴開きが有っただろうか?

穴開きコインを発行している国は日本以外ではノルウェー、デンマーク、スペイン、フィリピンなど数か国しか無く、非常に稀であることは判りましたが、穴を開けた理由です。

日本には穴が有る貨幣は「5円玉」と「50円玉」の2種類ですが、その主たる理由には違いあがありました。

Photo_2←「五円玉」は、発行された当時が戦後の物資不足だったことから材料節約の為に穴が有るデザインになったようです。

Photo_3それに対し「50円玉」は当初(昭和33年まで)のデザインと大きさが100円硬貨と似ていたため、それと区別するために穴が設けられたそうです。

結果として、穴を開けたことでどちらも偽造防止効果にもなったようですから、穴は一石二鳥だったようです。

さて、日本のお金の裏表の区別が解かる方は意外に少ないかもしれません。

お札は簡単です。「日本銀行券」と記載がある方が「表」になります。
それに対し、硬貨の方は難しい、↓が日本銀行がHPで紹介している表裏です。
https://www.boj.or.jp/note_tfjgs/note/valid/issue.htm/

Photo_4
たぶん、5円玉以外は逆に思っている人が多いことでしょう。わたしは逆に思っていました。

表裏の選別になるキーポイントを探してみましたが、表側ではよくわかりませんでしたが裏側で共通点をあえて挙げるなら↓

 

・表側>共通点

    1. 元号が無い
    2. 全てが‘漢数字’を使用。
    3. 中心図柄が文字や、裏面図柄より大きい。
    4. ‘五円玉’以外は「日本国」の文字が刻印されている

・裏側>共通点

    1. 元号が在る
    2. 図柄が表面より小さい、または図柄無し。
    3. ‘五円玉’以外は年号または単価のいずれか(両方)にアラビア数字(算用数字)が使われている

参考として>財務省サイト「通常硬貨一覧
      URL→https://www.mof.go.jp/currency/coin/general_coin/list.htm

結局、表裏の決められ方までは判りませんでしたが、どこかに調べた人が居るんでしょうね?

| |

« 食生活が | トップページ | 七日正月 »

コメント

公民館に行ったら玄関に「謹賀新年」とかいた門松の絵のある札が貼ってありました。門松は神道のしきたりですから厳密にいえば憲法違反です。神社・神道は宗教じゃあないことにすればいいわけですが、それでは困る人がいるという矛盾が放置されたままです。

投稿: ましま | 2019年1月 6日 21:31

ましまさんへ

政教分離をうたった憲法下で、その議論は未だに続いていますね。それに対し日本政府の見解は「神道は宗教ではない(文化である)」というが公式になっています。

自衛隊とよく似た考え方ですね。

投稿: 玉井人ひろた | 2019年1月 7日 08:12

靖国神社は「単立宗教法人」という認可を受けています。お賽銭やおみくじなどの課税はどうなっているのでしょうかね

投稿: ましま | 2019年1月 7日 09:21

硬貨の裏表は私も間違っていました。だからって使うのには関係ないですけどね。

投稿: 吉田かっちゃん | 2019年1月 7日 12:29

ましまさんへ

宗教法人ですから無税では?


吉田かっちゃんへ

仰る通りでございます

投稿: 玉井人ひろた | 2019年1月 7日 16:53

私は漢数字が表と覚えています。
しかしこの中で一番昔からあるDesignは?
1円、5円・10円それとも??

投稿: もうぞう | 2019年1月 8日 17:17

もうぞうさんへ

5円か10円のように思えます

投稿: 玉井人ひろた | 2019年1月 8日 18:12

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 銭の穴 と 表裏:

« 食生活が | トップページ | 七日正月 »