元始祭
戦前までは本日の1月3日は「元始祭(げんしさい)」という日で、祝日だったそうですが、戦後行われなくなり、昭和22年(1947年5月2日)に廃止されたそうです。
この儀式は、「大喪の礼」や「男子皇位継承」などと同じく明治政府が新たにつくったもので、江戸時代までは無かったものであり、それほど古い行事ではないのです。
明治政府は天皇の権威を強めるためいろいろ手をつくした証しですね
ただこの儀式、廃止後の現在でも宮中の天皇が主催する儀式として行われているそうで、来年からは新天皇がこれを引き継ぐこととなるのでしょうね。
宮内省は、これらの近世に追加された行事の見直し(天皇の働き方改革)を検討する気はないのでしょうかね。
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コメント
こんばんは。
あらためましておめでとうございます。
そのような祝日があったとは?知りませんでした。
ところで役所などで恒例の年末年始のお休みは、いつ頃から定着したのでしょうか?
御用納めと御用始めの間のお休みですが・・・
祝日でもないのに、お休みが続いているところが不思議です。
投稿: もうぞう | 2019年1月 3日 (木) 17:58
大政奉還から帝国議会ができるまでは「有司専制」の時代。公家さんたちが「食い扶持」を確保するため必死で動いた時代がありました。
投稿: ましま | 2019年1月 3日 (木) 19:27
もうぞうさんへ
こちらこそ、おめでとうございます。
たぶんこの祭事のような三が日の宮廷行事の慣例が続いているのかもしれません
ましまさんへ
武士も公家も上級階級を中心に食い扶持確保は必死だったことは間違いないようですね
投稿: 玉井人ひろた | 2019年1月 4日 (金) 08:31
改めましておめでとうございます。明治政府は国を治めるため「天皇」をある意味利用していたのですね。
投稿: 吉田かっちゃん | 2019年1月 4日 (金) 16:40
吉田かっちゃんへ
おめでとうございます。年賀状届いていますよ。
投稿: 玉井人ひろた | 2019年1月 4日 (金) 17:13