中央値
何年前からかは不明なのですが、私が気がついたのは数年前です。
国が発表する国民の所得に関する統計結果には「平均値」と「中央値」というのが併記されるようになりました。
国の説明では、少数(約5%以下)の高額所得者の金額があまりにも巨額になった(貧富の差が拡大した)為その高額な数字が平均値を上げてしまうため、多くの国民が感じる所得と合わないため「中央値」というのを設けたというものでした。
中央値とは最低賃金者から数えて人口が5割に達するところ出の数字になります。
どのくらい違うか?
- 平均所得=約550万円(年間)
- 中央値 =約430万円(年間)
※参考は平成21年のものだが、今もその差ほぼ変わらない
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa09/2-2.html
この中央値は、サラリーマンの平均値(408万円)と近いものになりますので、国民が実感するものとほとんど同じくなるわけです。
ただ統計の方はこうなっていますが、政権が平均値を使うか中央値を使うかのかは不明です。
ちなみに、我が小さな村の役場職員の平均給与(約520万)は全国の平均値に合わせられていますので、村内労働者の平均所得より100万円以上も高額になっています。
今、統計がさわがれていますが、そもそも国の調査というのは2~3年前の結果しか出ないのですから今現在の暮らしに合うはずはがないと思います。
またまた、与党は統計問題のキーマンの国会への参考人招致を拒んでいるようだし、今回も有耶無耶になりそうです。
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コメント
中央値と平均値ですか?
なるほどね~
知りませんでした。
投稿: もうぞう | 2019年2月 5日 17:44
もうぞうさんへ
数年前から出始めたということは、省庁にも誤差があることが認知されていたという証しでしょう
投稿: 玉井人ひろた | 2019年2月 6日 07:53