特効薬だったはずのゾフルーザ
昨年、インフルエンザの特効薬として報道された塩野義製薬の「ゾフルーザ」(バロキサビル マルボキシル)、多くの病院で使われるようになっていたのですが、このほど国立感染症研究所の今月18日までの分析で、ゾフルーザが投与されたA香港型のインフルエンザ患者30人中の22人から‘耐性ウイルス’が検出されたことが発表されました。
つまり、この薬を使い始めると後にこの薬が効きにくいインフルエンザウイルスが生まれてしまうということです。
国立感染症研究所の調査では「調査件数は多くないものの、専門家は現在のような使用を続けると、耐性ウイルスが広がるおそれがあるとして使用基準を見直すべきだ」との指摘が出されました。
すでに今月上旬までの5か月余りの出荷量は560万人分ほどにも上っている現状でのこの発表は、医療機関には大きな打撃でしょうが、投与されていた患者へのショックは大変なものでしょう。
やはり、インフルエンザに限らずウイルスというのは人間の天敵であることは間違いないですね。
根本厚労大臣、またまた難問が出てきた感がありますがこれからどうなるのでしょう?
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コメント
病院や施設などでは面会規制などもありインフルエンザの流行は日常も生活にも影響します。特効薬も色々問題があるようですね。
投稿: 吉田かっちゃん | 2019年3月28日 (木曜日) 11:05
吉田かっちゃんへ
この薬は1回の投与で効き目が表れるいい薬だったのですが、こんな弊害の可能性が有るとは思いませんでした
投稿: 玉井人ひろた | 2019年3月28日 (木曜日) 14:54
多くの薬で、副作用があります。
特効薬となれば、副作用も大きくなるのでしょうね。
投稿: もうぞう | 2019年3月28日 (木曜日) 19:06
もうぞうさんへ
ウイルスの‘倍返し’ですかね
投稿: 玉井人ひろた | 2019年3月29日 (金曜日) 07:48