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2019年4月 4日

スーツの袖からシャツを出す意味

スーツを着たときに、中のワイシャツ(カッターシャツ)の袖をスーツの袖から1cmほど出すのが、紳士でなくても着こなしの常識としてしっていることでしょう(?)。

ただ、私の場合は最近は出さないで着ています。そのことをどうこう言う人は、私の周りではお目にかかったことが有りませんので、気にしないで着ています。
だいたいにおいて、シャツを出して着る理由を知らなかったし、知ろうとも思いませんでしたので致し方ありません。
昔も今も、イギリス(紳士)ではワイシャツは下着という認識で、原則として表側にシャツは人前に出さないというのが、紳士の心得だそうです。

これは以前に記事にしましたが、ワイシャツの下部のデザインはパンツ(ふんどし)だった名残ですね。

ただし、そんな下着扱いのワイシャツでも、衿(カラー)と袖(カフス)の2つの箇所だけは見せても良かったそうです。

中世のヨーロッパの紳士がタキシードを着る時のベストについていたヒラヒラ布のプリーツはシャツを隠す意味があったそうです。

上記をふまえ、その理由には現実的な意味があったのです

  • 中世の時代、スーツは洗えないもの、それに対しシャツはその時代から洗えるものであったことで、スーツから少しシャツの袖を出すことでスーツに肌が直接触れないようにし、スーツの袖部分が汚れるのを防ぐ目的があった。

何年前からか、「暑いなら上着を脱いだ方がいいじゃないか?」という声をよそに、夏に国会議員などがネクタイだけ外すのに上着は着ている理由は‘紳士’の身だしなみだったのです。

だから、安倍総理らは「‘真摯’に・・・」を口癖のように繰り返すのでしょうか?

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コメント

私は2番目の理由だと思います。(^_^)

投稿: 吉田かっちゃん | 2019年4月 5日 11:14

吉田かっちゃんへ

お洒落と実益が加味されていたんですね

投稿: 玉井人ひろた | 2019年4月 5日 17:02

なんとなく理解していましたが、見事に整理してありますね。
ふむふむ。

投稿: もうぞう | 2019年4月 5日 19:02

アハハハ、面白い「オチ」です。

どこかで使いたいです。

投稿: へこきあねさ | 2019年4月 6日 08:59

もうぞうさんへ

私は単にお洒落や慣習だと思っていました


へこきあねささんへ

ちょっと皮肉ってみました

投稿: 玉井人ひろた | 2019年4月 6日 09:36

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