交通事故と報道
きょうの午前10時過ぎごろ、滋賀県大津市の県道交差点で、右折してきた52歳の女性が運転する普通乗用車と直進してきた62歳の女性が運転する軽乗用車が衝突し、その弾みで乗用車が歩道で信号待ちしていた保育園児らの列に軽乗用車が突っ込み16名もの死傷者がでるという痛ましい交通事故が発生したそうです。
この交通事故で、注目されるのは管轄の警察署が自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)容疑で、どちら一方だけを逮捕せず運転していた両方を現行犯逮捕したことです。
先週、岩手県の東北自動車道では逆走した30代ドライバーが事故を起こすということが発生しました。
ここで何を言いたいかというと、交通事故の要因と言うのは非常に多種多様を極めている事実に着目せず、「高齢者だから」とか、「人をはねた車がどうとか」、一方的な見方で報道される昨今の報道には違和感と疑問を生じさせるばかりだ、と言いたいのです。
なぜ、被害者が通う保育所がまるで加害者のような記者会見を行わなければならないのか?疑問です。
これは安易な取材で報道するマスメディアと、異常なほどに多く居る専門家や評論家たちの‘机上論理’を正論としたり、そして視聴率優先で制作される番組の軽薄さではないでしょうか?
この報道体制が、政治利用されないことを強く念願するものです
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コメント
その後、直進の女性を釈放しましたね。
たしかに右折車両の過失が大きいと思われますが・・・
ただ、直進車もハンドル操作だけで無くブレーキを強く踏むべきだったと。
ドラレコがあるそうなので、詳細が出ることでしょう。
投稿: もうぞう | 2019年5月 9日 (木曜日) 07:17
交通事故には心が痛みますね。
投稿: 吉田かっちゃん | 2019年5月 9日 (木曜日) 10:06
私は空撮で見た交差点のセブラーゾーンに注目しました。セブラーゾーンは、「これに沿って行きなさい」という感じに見えるものです。
青信号でT字路なので四つ角右折のような感覚にならなかた。
このような道には、交差手前の道路に停止線を引くべきだ、と思います。
投稿: ましま | 2019年5月 9日 (木曜日) 10:19
もうぞうさんへ
直進の軽乗用車の女性は「右折車が止ると思った」とし減速や(止れる)構えの運転はしなかったようで、ブレーキも踏まなかったようですね。踏んでいれば防げたようです。
吉田かっちゃんへ
ウッカリと思い込みが、事故の最多の要因です
ましまさんへ
停止線を下げると、ドライバー真理としてさらに早く曲がれるという状態になりますので、かえって危険ではないでしょうか
投稿: 玉井人ひろた | 2019年5月 9日 (木曜日) 17:43