かんぽの宿
日本郵政の宿泊・保養施設、いわゆる‘かんぽの宿’は郵政民営化当時までは全国で70件(71)ほどあったそうですが、民営化に伴い経営効率化で閉鎖のところが相次ぎ、現在は50件ほど(53)にまでに減少しているそうです。
かんぽの宿は、郵政民営化前に簡易保険に加入した人の福利厚生施設として建設されましたが、公的施設の為民間の宿泊施設の経営を圧迫するのを避けなけなければならない規定があり、立地条件が悪い施設が多い上、経営の仕方も採算を求めず設備の更新も遅れていったため利用者が減っていく羽目になったようです。
私も、近くの郡山市の磐梯熱海温泉内に在る宿に初めて泊まったときに夜9時以降から風呂が使えないとかのお役所仕事ぶりに驚いたものです。
ちなみに、私が利用した↑のかんぽの宿も閉鎖予定の11件に入っています
民営化になりかなり改善されたようですが、やはり他の宿との競争力は無いらしく今年の12月20日をもって全国で11施設の営業を終了させるようで従業員計約700人の新たな雇用先の確保の検討に入るようです。
終了するのは箱根(神奈川県)、別府(大分県)、勝浦(千葉県)、諏訪(長野県)、富山(富山県)、浜名湖三ヶ日(静岡県)、徳島(徳島県)などらしいですが、ハッキリ言って他の宿との集客競争に敗れたのでしょうね。
温泉街で良い場所のようなのに、まだ上層部が「赤字のものは廃止」という公務員的思考なのでしょうね。「損して得取れ」とはいかないのでしょう
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コメント
サービスはともかくリーズナブルだったことは確かでした。
年金関連のグリーンピアも同じ運命をたどるのでしょうか?
投稿: もうぞう | 2019年5月14日 07:16
もうぞうさんへ
グリーンピア、まだそちらには在るのでしょうか?こちらでは、何年前に廃業しました
投稿: 玉井人ひろた | 2019年5月14日 07:50
私の利用経験は、奈良県桜井市のもので、自転車を借りて飛鳥の数カ所の遺跡を見てきました。
それが目的なので、温泉利用などの不満はなく、とてもいい感じでした。
投稿: ましま | 2019年5月14日 09:43
ましまさんへ
私たちは飲み会ですから、やはり違いますね
投稿: 玉井人ひろた | 2019年5月14日 14:11