ブレーキとアクセル
アクセルとブレーキ、ブレーキとアクセル、どっちの言い方が多いのかは不明ですが、踏み違ったための事故は続発するばかりです。それも20代から高齢者まで幅広い年代で起こっています。
それを防ぐ装置や法整備などが進められていますが、この踏み間違いによる事故の共通点は報道されるような“高齢者”ではなく「オートマチック車」が正しい答えだと思います。
旧来のマニュアル車なら、もし踏み違えても急発進など起こりえません。なぜなら、ブレーキペダルを踏む操作の場合は必ず同時にクラッチを切る動作をするからですね。このことって、なぜ報道では触れないのでしょう。
でも、日本では、ほぼ全車がAT車であることがその第一の理由であることはちょっと考えればわかります。
近所に「AT車は危険だ。絶対運転しない」として、マニュアル車を載り続けている高齢者がいますが、その考えは現在の状況から鑑みれば正解でしょう。
さて、↓を見てなんのペダルかがすぐわかるのは農家の人でしょうね
これは我が家のトラクターのブレーキとアクセルペダルの様子です。
ちょっとわかりにくいですが、Aのペダルが「アクセル」で上の大きなペダルが「ブレーキ」ですが、LとRと記したように左側車輪と右側車輪が別になって後輪にだけ作用するのがトラクターの特徴です。
これは、耕地で小さく旋回できるための工夫ですが、走行時は危険なので矢印をしたように連結して走行します。連結の有無はモニターに出ます。
さらにアクセルペダルはとても小さく、ブレーキペダルの真下というよりほぼ奥に重なるような配置されています。
こんな変則配置でも踏み間違えることは無いのも事実ですが、マニュアル車なので当然でしょうか。
通常の車ならウインカーのある位置にアクセルレバーがあります。これは、田んぼのように長い距離を同じ速度で走行する場合の速度固定用のアクセルです。
これは走行中にウインカーと間違えて、特に右折時に間違えると急加速します。ただ、トラクターの場合、最高速度は10キロぐらい(速度計が無いので推測)しか出ませんのでそれほど危険ではないと思います。
この形状って、踏み間違え防止の参考になりますかね?
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コメント
アクセルペダルが踏みにくいと思いましたが、手動式のアクセルもあるならOKでしょうね。
しかしそのブレーキペダルは、片足で両方踏んでも、両足で踏んでも効果は同じでしょうか?
投稿: もうぞう | 2019年7月25日 (木曜日) 18:58
もうぞうさんへ
トラクターは構造上、ブレーキペダルを両足では踏みにくいですし、クラッチさえ切ればほぼ止まります。
アクセル、これが意外に踏み難くはないんですよ。
投稿: 玉井人ひろた | 2019年7月25日 (木曜日) 19:37