イノブタ ついに襲来か?
福島大大学院共生システム理工学研究科の「兼子伸吾准教授」らの研究グループが、東京電力福島第1原発事故による住民避難で野生化した家畜のブタと、野生イノシシが交雑した「イノブタ」の2017年の分布の調査し、その結果オンライン上で騒がれているほどイノブタは大量発生していないという発表がなされたのは昨年の7月でした。
ところが、その後の同じ研究グループの調査によって原発事故の帰還困難区域や旧避難区域の外にも拡大している可能性があることが判明したというニュースが、今日の地元紙に大きく取り上げられました。
研究は、同グループにと同研究科博士後期課程2年のドノバン・アンダーソンさん(26)らが、原発周辺自治体や二本松市、福島市などで捕獲した345頭のイノシシのDNAを分析し、その結果2018年に行った今回の調査ではさらに生息域が拡大し、原発から40km以上離れた二本松市などでも同様の遺伝子を持ったイノブタが見つかったというものでした。
朝刊には、発見された二本松市の場所が具体的に地図で示されていましたが、二本松市とわが村は離接するわけですから我が家から直線距離で15km~10kmぐらいのその場所に印が点在しているのを見て、思わず背筋が寒くなりました。
研究グループによれば、「帰還困難区域で増殖したイノシシやイノブタが、餌不足になって山を越えてきている可能性がある」という記事の記載がありました。
つまり、これからもっとこちらの地域にイノシシやイノブタの群れがやってくるという意味です。今現在でも大量繁殖しているイノシシ対策に追われ頭を痛めているわが村、我が家を含め村民のとイノシシとの戦いの日々は終わりが無いことが判ってしまいました。
ショックです。
田んぼでは新種のヨトウムシが発見され、西からは野生化したアライグマや台湾リス、今度は東からイノブタかぁ ・・・
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コメント
鹿児島でもあちらこちらの田んぼで電気柵を見かけます。どこでもイノシシが増えて被害に頭を痛めているようです。
投稿: 吉田勝也 | 2019年9月 6日 14:40
吉田勝也さんへ
福島県ではイノシシを食用することが禁じられているので、狩猟が行われないので増え続ける結果となっています
投稿: 玉井人ひろた | 2019年9月 6日 15:07
イリオモテヤマネコなどで騒いだころが遠い昔になりましたね
投稿: ましま | 2019年9月 6日 15:12
ましまさんへ
あちらは害獣じゃないですからいいです
投稿: 玉井人ひろた | 2019年9月 6日 16:58
そうなんですか?
大変なことになりつつあるんですね。
どっちに目を向けても、困りごとだらけだな~
投稿: もうぞう | 2019年9月 6日 19:30
それもこれも、人間が原発や都市化を
選択したおかげ。
もうあきらめて人間がちいいさくなるか・・・、
な~んて いってられませんね。
要は「住みわけ」、彼らの餌場を確保
してあげれば・・・と思うけど。
ことはそう簡単ではありませんね。
投稿: へこきあねさ | 2019年9月 6日 20:26
もうぞうさんへ
今でも想像を超える被害が村では起きてますので、さらに増えるのはどうしたらいいかわかりません。
へこきあねささんへ
荒らされた農家の耕地放棄や離農が相次いでいますので、すみわけは不可能だと思います
投稿: 玉井人ひろた | 2019年9月 7日 07:28