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2019年11月 1日 (金曜日)

消火ヘリの使用は?

沖縄の首里城の炎上は大変な出来事でしたが、沖縄県民のショックは想像がつきません。

その首里城火災の消火活動を見守っていた人々からは「なぜ自衛隊のヘリコプターを使わないのか?」と不満の声が上がっているというのです。

東日本大震災で起こった東京電力福島第1原発の事故の際には、陸上自衛隊のヘリコプターが上空から海水を投下している映像は誰もが覚えているものでしょう。
当然ながら那覇市にも陸自(第15旅団)が駐屯し、あの時と同型のヘリコプターも配備されているのは地元民には知られているはずで、出動しなかったことに疑問を持つのは当然でしょう。

なぜ、陸自ヘリは出動しなかったか?

  1. 陸自ヘリが消火活動に参加するためには沖縄県が災害派遣要請を行う必要があるが、県防災危機管理課は要請を検討しなかった
  2. ヘリでの消火活動は数トンの重さの水を落とす。水を運ぶバケットはフックをかけるだけで、固定しているわけではない。これが外れて周辺市街地に落下するリスクがあるので、住宅が在る都市部ではヘリによる消火活動はできない。
  3. ヘリによる消火活動が有効なのは、福島第1原発事故のようなケースや森林火災などに限られるため、15旅団もCH47を派遣を検討はしなかった

沖縄県や陸自、その双方からそのように説明されると、なるほどと思ってしまいます。

しかし、
同じ10月、日本では即位の礼が行われていた22日にアメリカのロサンゼルス西部の‘高級住宅街’で発生した大火災では、ヘリによる消火活動が行われたそうです。

アメリカと日本では、ヘリやパイロットの技量などに差や違いがあるのでしょうか?

それとも、単に法的な違いなのでしょうか? なんだか納得いきません。

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コメント

あれだけの施設なのに自衛消防隊は組織されていなかったのでしょうか。あれば予防や初期消火に役だったはずです

投稿: ましま | 2019年11月 2日 (土曜日) 08:56

ましまさんへ

警備員が対応するようですが、あまりにも火の勢いが強くて近づけなかったそうですから、そういう組織があったとしても無理だったかもしれません

投稿: 玉井人ひろた | 2019年11月 2日 (土曜日) 17:28

こんばんわ。
・「文章」を呼んで。
自分も、その話題「ニュース番組」で見ました。
映像を見るだけで、信じられない気持ちでしたね。

投稿: H.K | 2019年11月 2日 (土曜日) 19:06

H.Kさんへ

信じられなかったですよね

投稿: 玉井人ひろた | 2019年11月 2日 (土曜日) 20:23

ヘリ消火なんて、私には思いもしなかった事です。
でもま~焼け石になんとかだったのかな~って。

投稿: もうぞう | 2019年11月 3日 (日曜日) 07:14

もうぞうさんへ

ヘリ消火は、水というより水蒸気なんだそうですが、火の勢いにどのくらい効果があったかは不明ですね。
ただ、行政の取り組み姿勢は沖縄県民に感じられたかもしれません

投稿: 玉井人ひろた | 2019年11月 3日 (日曜日) 07:36

聞くほどに悔しい思いもわいてきます。
ドレンチの設備はあってもスプリンクラーはなかった。
今年のノートルダム寺院火災を受けて、文科省が
国宝を管理する団体を調査、スプリンクラーの有無などを
しらべたけど、首里城は戦後の建造物なので、その
対象外だった、でもスプリンクラーの指導は文書で
出した、というがあの美ら島財団は聞いていない、と
いう。
警備員がドアーを開けて一層火が燃え広がった、などなど
残念なこともあれこれ。
でも、前を向いて全国民の財産として復元に力を
出していきましょう。

投稿: へこきあねさ | 2019年11月 3日 (日曜日) 14:45

へこきあねささんへ

こういうのは、必ず悪い条件が複数重なるのが常ですね。

投稿: 玉井人ひろた | 2019年11月 3日 (日曜日) 20:04

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