福祉避難所 と 一般避難所
今回のような災害などで避難する場合の避難所には、「一般避難所」と「福祉避難所」というのが設けられるのが、昨今は常識なんだそうです。
「一般避難所」とは、私たちが報道などでよく目にするものですが、それに対し「福祉避難所」とは重い肢体不自由や知的障害のある重症心身障害児(重心児)を預かる療育施設や家族が被害に遭ったときに対応能力を持った避難所のことを言います。
今回の水害では、そういう障害者を抱える家族らが、一般避難所への避難をためらったり行き場に迷ったりして、車の中で過ごすなどしていた被災者が多数いたことが判明しました。
その理由の一番が「福祉避難所の場所などの情報が把握できなかった」というものです。
報道によると福島県の「いわき市」では、2016年の熊本地震では一般市民が福祉避難所に押し掛け本来の障害者などが利用できなくなったという問題を踏まえ、あえて福祉避難所の情報を個別には発信していなかったようなのです。
その代わりに、一般避難所で障害者や高齢者らを確認した場合、福祉避難所に2次避難してもらっていそうですが、やっとたどり着いた避難所から「別のところへ行ってください」と言われるほうも、言う職員ほうもつらい思いだったと思います。
これほど災害が頻発しても、実際に起こると行政によってバラバラの対応になる現状、政府はどうして改善しないのでしょう?
やはり、専門の省の設立が一番です。復興庁と内閣府防災担当相らが合併して、権限を与えればいいような気がします。
憲法改正より、こちらの法整備が先です。
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コメント
ほんと、そうですね。
わが市でも150人以上が避難所に避難したようですが、
中には障害を持つ人もいたかもしれません。
でも、このように普段から障害者用避難所が公布
されていたら、障害を持つ人たちもきっと安心
だと思います。
「桜を見る会」で税金を使うより弱者に向けた政治こそ
ほんとの政治です。
投稿: へこきあねさ | 2019年11月14日 (木曜日) 09:05
複雑な省庁より、「駆け込み寺」復活を期待したいところです
投稿: ましま | 2019年11月14日 (木曜日) 19:32
ましまさんへ
なんでも縦割りにするのが役所の欠点ですよね
投稿: 玉井人ひろた | 2019年11月15日 (金曜日) 07:57
へこきあねささんへ
おっしゃる通りです。できないなら、国会議員の手当てそのものが無駄遣いです
投稿: 玉井人ひろた | 2019年11月15日 (金曜日) 07:59