勤労感謝の日 と 大嘗祭
きょうは勤労感謝の日という記念日ですが、その意味を調べるとこの記念日は今月大騒ぎとなった今上天皇陛下が行った「大嘗祭(だいじょうさい)」に行きつくんです。
<「勤労感謝の日」とは>
- 勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝しあうとする日。
もとは『新嘗祭(にいなめさい)』の日である。
<「大嘗祭(だいじょうさい)」とは>
- 天皇が即位後に初めて行う『新嘗祭(にいなめさい)』のこと。
- 7世紀後半、天武天皇の時代から歴代の天皇が即位後に「大嘗祭」を行うことが皇室の伝統となった。
どちらも「新嘗祭」というキーワードでつながるんです。そうなると、新嘗祭の詳細が気になります。
<「新嘗祭(にいなめさい)」とは>
- 稲の収穫を祝い、翌年の豊穣を祈願する祭儀。天皇が新穀を天神、地祇にすすめ、その恩恵を謝し、また、自らも食する。
- 江戸時代までは、「陰暦の霜月の下卯の日」に行われるのが伝統だった
※霜月の下卯の日=旧11月の最後の「卯」の付いた日 - 明治からは、「11月23日」に固定された
勤労感謝の日も新嘗祭も、その意義をよく読むと酷似しています。どちらも「人々が生産したものと生産者への感謝」ですね。
どちらかというと第一次産業を主とした感謝祭のようにも見えます。
しかし、現在の産業は複雑で多様化していますので、第一次産業だけでは国家経済は動きませんので、勤労感謝の日のような言葉と意義になったのは必然的に感じます。
ところで、今回の大嘗祭に選ばれた11月14日は「中卯の日」になっていましたは、ちゃんと「卯の日」を選んでいたんだと判り驚きました。
ちなみに、現政府がよく言うように伝統の新嘗祭の日付の(旧暦)霜月の下卯の日は「12月20日(金)」になっていました。
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コメント
昔は23日を新嘗祭と言っていました(らしい)
おおせの理由から勤労感謝の日との名称に変更されたようです。
投稿: もうぞう | 2019年11月23日 19:10
もうぞうさんへ
そのようですね。ただわたしの記憶には無いです。
投稿: 玉井人ひろた | 2019年11月23日 19:48
こんにちわ。
・「文章」を読んで。
これは、初めて聞きましたね。
投稿: H.K | 2019年11月24日 15:05
H.Kさんへ
コメントありがとうございます
投稿: 玉井人ひろた | 2019年11月24日 16:42