飛行機の日
12月17日は「飛行機の日」という記念日になっています。
これは、今から100年以上前の1903年(明治36年)12月17日の木曜日、ウィルバーとオーヴィルのライト兄弟が開発した動力飛行機の「ライトフライヤー号」の飛行にアメリカ・ノースカロライナ州のキティホークで挑戦し成功、これが有人飛行機での世界初の偉業だったことを記念しできた日です。
ライト兄弟、教科書にも載っているよく知られた歴史上の人物の一人です。
ライトフライヤー号のエンジンの馬力は「12馬力」だったということで、現在の軽自動車の3分の1ぐらいの馬力しかなかったんですね。
ただし、世界初は同じくアメリカのグスタフ・ホワイトヘッドなる人物が1901年(明治34)8月14日に自らが開発した飛行機を0.5マイル飛ばすのに成功したものだという説も1930年から存在します。
その成功から40年ほど経ったころ、飛行機は戦争の新兵器となり編隊を組んで大量に爆薬を投下するというとんでもない破壊力を持つ攻撃法が、日本海軍によって考え出されフィリピンのアメリカ軍基地が破壊されることになります。
考え出したのは山本五十六海軍大将、その攻撃はジュータンを敷いたように破壊されることから「ジュータン爆撃」という名で呼ばれるようになり、日本は終戦間際になり今度はアメリカの爆撃機によりそれを受けることになります。
アメリカ軍はこの攻撃法をベトナム戦争まで行いましたが、非人道的としてその後は行われなくなりました。
便利な飛行機も、ノーベル、ライト兄弟、山本五十六、ジュータン爆撃、大空襲、原爆投下・・・・「飛行機の日」にはこんなつながりも考えさせる日でもあります。
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コメント
17日に「ボーインク大丈夫?」という記事を出しましたが、飛行機の日とは知らなかった。偶然の一致。不思議な気がします
投稿: ましま | 2019年12月18日 20:30
ましまさんへ
あの爆撃機「B-29」を製造した会社ですよね
投稿: 玉井人ひろた | 2019年12月19日 15:35