国家データ破棄は日本の伝統?!
元大阪府知事そして大阪市長だったの橋下 徹氏が、12日夜のBS-TBSの報道番組「報道1930」にゲストとして出演し、今問題となっている「桜を見る会」について語った内容は興味深いもので聞き入ってしまいました。
内容を要約するとこうです。
- 前置きとして
僕は、今の野党と比較すれば、安倍政権の基本政策は支持する。憲法9条で防衛軍を明記する考えである - データとか記録の廃棄とかなくなるということについては、国家権力がそういうことをやるというのは本当に怖い。それは共産国家、独裁国家です。
- 現在の政権に9条を変えて防衛軍を安心して任せることはできない。
- 森友、加計で財務省役人が公文書を改ざんしたときに麻生財務大臣が大いに立腹し役人を処分しなかったことがことのおこりで、麻生財務台の責任は重大
- 国家の公文書は絶対に保存するのが法治国家の基本です。裁判なら冤罪を作る原因になる重大なことになります
弁護士でもある橋下氏は「政府与党によるデータ破棄(改ざん)こそが重大問題。そんな与党に対しシュレッダーの前にみんな押しかけて『何秒です』とか、しようもないことをやるから野党は国民の支持が(得られない」と野党への批判も展開しました。
それだけ公職記録というのは重大な意味があるわけで、公文書保存を軽く見る国家は先進国家とは言えないとまで言い切りました。
アメリカでは、法改正で公職の記録はすべて保存することが決議され、それは公務員の‘個人メール’であっても全て国立図書館に保存されているそうです。
番組では太平洋戦争終了後に、日本政府が戦争犯罪隠ぺいのため大量の公文書を償却し国会議事堂の空を黒煙が覆ったときの写真が紹介されました。
うわさでは、その隠ぺいした資料の一部を岸信介氏(安倍総理の祖父)がアメリカに教える引き換えに、岸氏のA級戦犯が無罪になったとか・・・。
日本政府は、未だにその時と同じく公文書を消去・隠ぺいする体質が変わっていないのではないかという結論に達しました。
森法務大臣も弁護士ですが、役に立たない法務大臣です。
そういえば、浦賀にペリーが来日し日本中が大騒ぎと戦闘態勢になったことは有名ですが、実は幕府はペリーから1年も前に来航することの連絡を受けていて「来るのを知っていた」のです。
ところが、それを幕府はどうしていいか判らないので隠したのか、怠ったか、つまり連絡ミスで国民の誰にも知らされなかったというのが真相だそうです。
これも日本政府の隠ぺい体質の一つかと思いました。
ついでに言っておきますが、政府は「個人情報だから名簿は出せない」と答弁していますが、桜を見る会の招待状には‘公的集まりなので、個人情報が公開されることがあることが、招待者との間で同意されているそうです。
なんとも、矛盾だらけの“桜”です。ワンチームで戦った、桜のジャージたちとは大違いだ
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コメント
ぼーなす7・・・そんな言葉もあったんですね。もう忘れて久しいです。お金も、もういりません。使えないんですから。まずいおうどんでも黙って食べてくださるって優しいお方ですねえ。旅も物欲にも縁がなくなって、食欲すら衰えています。まあ…不思議にやせないんですよ。
投稿: 山口ももり | 2019年12月13日 19:55
橋本氏も「骨」がありますね。
憲法9条を変えて防衛軍を作る、という意見には
賛成できないけど、法治国家としての最低限の
ルールは守らなあかん、という点ではさすが
弁護士です。
投稿: へこきあねさ | 2019年12月13日 20:00
山口ももりさんへ
吐くくらい不味いのは、食べられませんがね
へこきあねささんへ
軍というのは、コントロールできなければ認めてはいけないという考えのようです
投稿: 玉井人ひろた | 2019年12月13日 20:17