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2019年12月 1日

還暦は ‘61歳’です

神社のホームページには、厄年と長寿を祝う年代が表記されているのが常です。

下記は、ある神社のサイトから引用してみました

<男 の厄年
25歳(23歳と24歳)、
42歳(40歳と41歳)、
61歳(59歳と60歳=還暦

<女 の厄年
19歳(17歳と18歳)、
33歳(31歳と32歳)、
37歳(35歳と36歳)

<男女共通 の厄年
  4歳(2歳と3歳)
10歳、13歳、16歳、
22歳、28歳、
40歳、46歳、49歳、
52歳、55歳、58歳

<長寿の祝い年
61歳=還暦(59歳と60歳)
66歳=緑寿(64歳と65歳)
70歳=古希(68歳と69歳)
77歳=喜寿(75歳と76歳)
80歳=傘寿(78歳と79歳)
88歳=米寿(86歳と87歳)
90歳=卒寿(88歳と89歳)
99歳=白寿(97歳と98歳)
100歳=百寿注(ももじゅ・98歳と99歳)

注、年齢は全て 数え年 になります。
 ( )内はその対象者の満年齢です。

見ての通り、61以下は厄年、61以上は祝い年になっています。つまり、61歳という年齢は堺の線上になた年齢になります。

最近、近所の先輩や年配者たちも還暦を60歳と思い込んでいる方が多く気になってしょうがない私です。

先日の池上彰氏も還暦の言われの説明で↓

「干支(十干十二支)というのは『60種類』あります。その60種類=60年が一回りし生まれた時の‘暦に還る’るから還暦は60歳になるのです」

などと語っていたのには、わたしは失笑してしまいました。

60歳では干支の60番目、つまり最後の種類になるだけで、新たな61年目に入りません。

ですから60歳では還る暦(かえるこよみ)=還暦じゃなく、終る暦(おわるこよみ)=終暦になってしまいます。

こんなことを言うと、「誕生日の満年齢で言っている」との反論が出そうです。

それなら「なぜ米寿は満年齢の86歳、または誕生日の87歳で言わないのか?」と言いたくなります。変な話です。

満年齢とは、
生まれて歳、そして誕生日の前日の24時をもって歳(または単に前日で1歳)になります。

数え年齢とは
誕生日という概念は無く、生まれて歳、そして全ての人が一斉(平等)に新年の1月1日(元旦)で歳になります。

故に、還暦の61歳の満年齢は、誕生日前なら59歳、誕生日以降なら60歳となり、二つの満年齢が対象年齢になってしまいます。

わかるかな~?

 

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コメント

神社本庁(役所ではない)で決めるのでしょうか

投稿: ましま | 2019年12月 1日 20:54

ましまさんへ

神社本庁などは全く関係ない話ですね。これは、古からの先人の経験や大陸から伝わった慣習、庶民の生活から出たりしたものだと思います。

投稿: 玉井人ひろた | 2019年12月 1日 20:57

こんばんわ。
・「文章」を読んで。
自分の年齢は、「47歳」なので、「厄年」には当てはまっていないみたいですね。
しかし、こう言うのは、あまり当てにしない方が返って良いかもしれませんね、

投稿: H.K | 2019年12月 1日 23:23

H.Kさんへ

あてにはしないでしょうが、あまり気にしないほうが事が起こらないのかもしれません

投稿: 玉井人ひろた | 2019年12月 2日 07:51

信じてはいないのでしょうが、やはり節目節目には気になりますよね。

投稿: 吉田勝也 | 2019年12月 2日 14:01

吉田勝也さんへ

これが意外に、何らかのことが起こるから不思議です

投稿: 玉井人ひろた | 2019年12月 2日 16:33

めでたい還暦と厄年が同じというのが、不思議ですし。
誕生日の1日前で、年が増えるというのも摩訶不思議ですね。
選挙年齢や学校入学などの年で考えると、理解出来ますよね。

投稿: もうぞう | 2019年12月 2日 18:01

もうぞうさんへ

法令の年齢は閏年の2月29日誕生の人に合わせられてできていますね。

還暦は本来が厄年です。
それを逆にお祝いして、厄を惑わし払うために考え出された昔の人の洒落心です。

投稿: 玉井人ひろた | 2019年12月 2日 19:53

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