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2020年1月19日

オーストラリアの火災とユーカリ

オーストラリアの自然発生した大火災は、とてつもない広さの森を焼き尽くしています。

この大火災で、喜んでいるのが存在しています。

それは、オーストラリアの代名詞でもあるコアラの餌となる「ユーカリ」です。

「ユーカリ」の種子というのは、「火災」で火炎に焼かれないと何年も芽を出すことが無いという、変わった樹木です。

ユーカリは別名「ガソリンの木」と言われ、とても燃えやすい木だそうです。

つまり、自らを燃やすことで新たな命をはぐくむという木ということでしょうか。

オーストラリアは、古代から大火災が多く、そのためにこんな特殊な植物だけが生息するようになったのだろうと考えられています。

オーストラリアでは、コアラの餌としてのユーカリの木を維持保護する目的で、自然火災のほかに、毎年人工的に大きな火災を起こしています。

今回は、自然火災のほうが大きく人口火災は不要になったことは間違いないです。

このような樹木のため、日本の動物園ではコアラの餌として高価なユーカリの輸入費用には頭を悩ませているようです

今回の大火災の後には、人間が余計なことをしない限り、大量のユーカリが芽吹くはずです。

このユーカリの話、テレビでは何も言わないのは、やはりマスメディアの情報の収集力の無さでしょうか?

今、オーストラリアは大雨となり、今度は大洪水被害が発生しているとのことですね。

ほんの、数か月前には「増えすぎて困ったコアラの害」の報道、その後に「大火災でコアラの大量死」の報道、そして雨が降ったら「大洪水」の報道、過ぎたるは及ばざるがごとしを絵にかいたようなオーストラリアの状況です。

ちなみに、今回の森林火災で焼失した面積は「10万7千平方キロメートル」に上るそうです。

日本でいうと、最も広い北海道(8万3千㎢)と2位の岩手県(1万5千㎢)を合し、それに東京都(2千㎢)を足した面積という広大な面積です。(3位の福島県も岩手とほぼ同じ面積

ただオーストラリア大陸の面積全体の割合からすれば1.3%に過ぎませんので、オーストラリアの国土の広さがよく解ります。

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コメント

テレビではカンガール―島の森林火災をつたえてましたが、カンガルーは住むところが違うようで、被災した話は出ませんでした。

投稿: ましま | 2020年1月19日 19:59

こんばんわ。
自分は、この話題「ニュース番組」でみました。
改めて、「酷いし、無念」の言葉に尽きますね。

投稿: H.K | 2020年1月19日 21:19

ましまさんへ

報道を視る限り「ワラビー」の被災でしたね。


H.Kさんへ

自然災害のすさまじさです。

投稿: 玉井人ひろた | 2020年1月20日 07:54

そうですか?
またまた違った視点からの、リポートでしたね。素晴らしい。
でも予想以上に大火災になってしまったようです。

投稿: もうぞう | 2020年1月20日 16:01

まさに自然災害の凄まじさでしょうね。ところで私のブログが再開できました。。素人の無知が原因でした。ふぅ~ぅっ(-_-;)

投稿: 吉田勝也 | 2020年1月20日 16:24

もうぞうさんへ

予想以上だったというか、人の生息地が増え自然界を減らしていることで大きな被害も出た感があります


吉田勝也さんへ

それは、春から縁起が良いですね

投稿: 玉井人ひろた | 2020年1月20日 16:57

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