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2020年2月29日 (土)

『おぼだて』と「麻の葉模様」

「おぼだて」という言い方、私の地域では昭和40年代から50年代初期ごろまではよく使われていたのですが、最近は全く聞かなくなりました。

このことばは広辞苑にも載っているので方言ではなさそうですが、私の地域での使い方は広辞苑の意味とは微妙に違います。

今でもそうですが私の地域では、赤ちゃんが生まれるとその赤ちゃんの祖父母や叔父叔母などの親せきが産婦のところへお祝いとして産着などを持っていくのですが、そのお祝いの品のことを昭和40~50年代には「おぼだて」と言っていました。

つまり、「おぼだて」とは現代の出産祝いのことです。

ですから、衣料品店に行き産着などの赤子の衣服を買うと、店員さんが「『おぼだて』ですか?」と声がかかり、「ハイそうです」と答えると「おめでとうございます」と言われ、次いで「箱に入れますか? のしはどうしますか?」などの話が順序となるのが常識でした。

Asanoha09 そしてその頃の産着は決まって、この模様の生地が使われていました。

色は黄、紺、白、空色とか有ったのですが、模様はこれでした。

これは麻の葉に似ていることから「麻の葉模様」と呼ばれるそうですが、その当時はどうしてこの模様が使われるのかは深く考えてもみませんで「あたりまえ。」や「汚れが目立ちにくいからかな」ぐらいに思っていました。

そしたら・・
麻というのは成長が早い植物で、その成長の速さにあやかって赤子の早い成長を願ったもので、後にそれが転じ赤子の健康や厄除けも祈念して産着に使うようになったようです。

麻は神道では「大麻」(おおぬさ)と呼ばれ神事には欠かせないものなので、その意味も加味されたかもしれません。

けっして、赤ちゃん用にはこの模様の生地しか作っていなかったわけじゃなかったんですね。

ただ、私の両親や祖父や祖母、そして叔父叔母たちがその意味を知っていたかは、大いに疑問です。

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コメント

こんばんわ。
・「文章」を読んで。
これは、初めて知りましたね。

投稿: H.K | 2020年2月29日 (土) 21:42

昔はこのような模様の産着が多かったですね
今じゃ、洋服がとってかわり模様として
あわなくなってきました。
でも、子への心意気が伝わる文様、
どこかで残したいものです。

投稿: へこきあねさ | 2020年3月 1日 (日) 09:53

H.Kさんへ

知らないでしょうね


へこきあねささんへ

そのうちに、大流行するかもしれません

投稿: 玉井人ひろた | 2020年3月 1日 (日) 17:26

まったく初耳です。
何でもよくご存じですね~

投稿: もうぞう | 2020年3月 1日 (日) 19:04

もうぞうさんへ

わたしも、知ったばかりでした

投稿: 玉井人ひろた | 2020年3月 2日 (月) 13:55

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