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2020年2月 1日 (土曜日)

ヘリ墜落、移植用の臓器・・・間に合わず

きょう1日午前8時10分ごろ、福島県郡山市三穂田町下守屋の田んぼに、臓器移植用の心臓を搬送していた福島県警航空隊所属のヘリコプター「あづま」が墜落するという事故が発生しました。(2日の地元紙では「不時着」とされた)

ヘリは、会津若松市の竹田総合病院から1月30日に脳死と判定された50代男性から提供された心臓を運ぶべく、ヘリポートがある同市の会津中央病院を1日午前8時ごろに出発し、福島空港に向かう途中だったそうです。

墜落しても搭乗員らによって必死に守られた臓器は県警パトカーが福島空港へ移送され、移植を待つ50代男性がいる東大病院(東京都文京区)に到着したのですが・・・・

このヘリの墜落というタイムロスが響き、提供された臓器は「摘出から時間が経過していることや移植後の状態が保障できないため断念した」として東大病院では移植手術は行われませんでした。

提供者から、県警や医師看護師らによって命がけで守られ運ばれた心臓は、使われることなく破棄されることになりました。

臓器移植は適合者が見つかるのは奇跡に近く、待っていた患者はもちろんのこと、提供した男性やその遺族も、必死に臓器を守って運んだ県警や医師と看護師も、それらの人々の落胆は想像もつきません。

ヘリコプターが墜落するという大事故で死者が出なかったという奇跡のことも、関係者の思いに嬉しさは無いかもしれません。

そういえば、きょうの朝7:30ごろに我が家の上空近くを飛んで行ったのは、墜落した青い機体の県警ヘリコプターと同じでしたが、もしかするとあのヘリコプターだったのかもしれません。

原因は調査中ですが、場所は独特の強い突風(通称=安積おろし)がある峠も近い場所であり、それかもしれません。

目撃者によると、ヘリコプターは人家を避けようとしていたように見えたということで、パイロットは田んぼの中に不時着させたようで人家への損害は回避されました。乗組員に死者も出さず、お見事です。

 

 

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コメント

こんばんわ。
・「文章」を読んで。
「ニュース番組」で見ました。
もしも、あの事故で「臓器」に傷でもついていたら・・・、考えるだけでも「ゾッ」としますね。

投稿: H.K | 2020年2月 1日 (土曜日) 22:58

H.Kさんへ

傷がついていたほうが、かえってあきらめがついたかもしれません

投稿: 玉井人ひろた | 2020年2月 2日 (日曜日) 07:51

まったく残念な結果に終わりましたが、乗員が無事だったのが、せめてもの救いでしょうか?
これからドローンの増加が見込めますが、安全面での不安は大きく残りますね。

投稿: もうぞう | 2020年2月 4日 (火曜日) 17:18

もうぞうさんへ

原因はまだ判りませんが、死者が出なかったことだけが救いです

投稿: 玉井人ひろた | 2020年2月 4日 (火曜日) 18:46

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