コロナウイルスと報道崩壊
一昨日の金曜日に報道された番組は興味深いものでした(たぶんBS放送大学?)。テーマと内容は「報道崩壊はすでに起こっている」というものでした。
そこに出演したゲストは言います
現在、すでに報道崩壊は起こっています。
報道とは「多様性」が本来の姿です。ところが今は、毎日、朝から晩までテレビ報道は新型コロナウイルスのことばかりです。
そのコロナウイルスの報道ですが、本来マスコミは一部分を切り取り誇張する手法は当たり前ですが、同じSNSの投稿画像を違う局でも使いまわして、そのこと自体を各局が強調報道するというのは正常な報道ではありません。
そして、ある東京都内の大学病院の医師から受けっとったメールの一部が紹介されました。
わたしは某大学病院の医師です。
現在、当病院は新型コロナウイルス感染者の受け入れ指定病になり、多くの感染者の入院患者を受け入れています。しかし、ほぼ全員が軽症者であり、様子を監視しているだけで(何もやることが無く)毎日‘ヒマ(暇)してます’。
病院には、(がん患者など)重い疾病患者などを治療する、最新の医療機器やスタッフがそろっていますが、コロナ患者受け入れでその治療はできない状態です。
これから2~3か月後、重い疾患患者の方々の死者が増えることが心配です。
内容は、おおよそこのようなものでしたが、この報道を視て考えてしまいました。
確かに、報道はコロナ関連ばかり、それも東京の話が中心の内容ばかりですからね。
東京のあるデーターを記載します。
数字は2018年のものを参考に、わかりやすく四捨五入して大まかなものにしました。
・東京の総人口 → 1395万人
・1年間の死者数合計 → 119,000人
(※毎年ほぼ同じくらいの死者数になっている)
<死因の上位>
- がん(悪性種)→34,000人
- 心臓疾患 →18,000人
- 老衰 → 9,000人
- 脳血管疾患 → 9,000人
- 肺炎 → 8,000人
- 自殺 → 2,000人
もし、この上位5位までの7万8千人の死者数が、その医師が懸念するようにコロナウイルス対策によって治療が受けられなくなって急増・倍増したら、恐ろしい話しです。
東日本大震災でも経験しましたが、新聞を読みましょう。
特に地元紙を読むことをお勧めします
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コメント
こんばんわ。
・「文章」を読んで。
改めて、この「新型コロナウイルス」の事を身を持って知らないと行けませんね。
ちなみに自分や母は、今の処、感染被害が出ていません。
しかし、何時発生しても可笑しくないだけに、戦々恐々と気を付けて、そして気を引き締めながら過ごしています。
そして、お互いに終息が来るまで、気を付けましょう。
投稿: H.K | 2020年4月26日 (日曜日) 21:58
H.Kさんへ
ありがとうございます。こちらこそ、お気を付けくださいと申し上げます
投稿: 玉井人ひろた | 2020年4月27日 (月曜日) 07:52
玉井人ひろたさんのご指摘で地元紙を読まなくては~と
思いました。
わたしの地元と東京では少々、事情が違うと言うことも
ありますが、TV報道は少々異常ですね。
投稿: 浜辺の月 | 2020年4月27日 (月曜日) 15:11
浜辺の月さんへ
震災の時も経験しましたが、長引けば長引くほど全国紙は大げさな報道制作が強くなりますので、それに比べ地元紙と地元自治体の広報は頼りになります
投稿: 玉井人ひろた | 2020年4月27日 (月曜日) 16:58