65歳以上が最多
何かと悪く言われる65歳以さわがれる交通事故ですが、農業新聞にもその年代には耳障りな農林水産省の統計結果が出ていました。
それは、今頃から急増する農作業中の死亡事故の2018年の統計です。
2018年農作業事故の死亡者数
- 総数・・・・274人(前年比-30人)
- 年代別内訳
80歳以上 =144人(52.6%)
65歳~79歳= 93人(33.9%)
65歳未満 = 37人(13.5%)
総数は、初めて300人を割ったことは良かったのですが、80歳以上の死亡事故は前年の128人から16人も増加しています。
そして何より、65歳以上の死亡者が全体の86.5%も占めている事実です。
事故原因の主は何といってもトラクターの事故(転落、横転、巻き込み)なのですが、ほぼ同じ原因に「熱中症」になっていることも、高齢者が多くなっている要因のようです。
高齢化が如実に表れています。
これは、産業別の就業人口10万人当たりの死亡者数でみても農業は15.6人で、平均の約10倍、3Kの一つ建設業の死者数(6.7人)の約3倍にあたるそうで、ダントツの多さのようです。
農水省も市町村も今頃から農作業事故防止の啓発ポスターがだされます。内容は「トラクターで走行するときはヘルメットをかぶり、シートベルトを締めましょう」というものが主です。
シートベルトは、私のトラクターにも着いていますが、やったことはありません。
確かに『道交法:最高速が時速20km未満の車両はシートベルト着用の義務が無い』になっていますが、それでしないわけではなく単に作業がしずらい、煩わしいのが理由です。
そのうち、ヘルメットとシートベルトは義務になるのかな?
この時期、田舎では田んぼを耕したりするために、大型のロータリー(耕耘装置)を装着したまま道幅を占めて走行するトラクターを見かけることでしょう。
これは、今までは道交法違反だったのですが、今年から道交法が改正され違反ではなくなりました。
お邪魔でしょうが、気を付けてすれ違ったり、追い抜いたりしてください<(_ _)>
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コメント
確かにトラクターなどが出入りする道はでこぼこで危険ですね。
投稿: 吉田勝也 | 2020年5月20日 17:04
吉田勝也さんへ
そういうところでは事故は起こらないんですよ。
もっと別のところです。
投稿: 玉井人ひろた | 2020年5月20日 19:28
ひろたさん
いやいや考えてみると
コロナコロナって騒いでるけど
農作業でも死者が出てるのね!
コロナ疎開させた幼児が
おじいちゃんのトラクターに巻き込まれて
亡くなったニュースは心が痛かったよ(涙)
投稿: Pee | 2020年5月21日 10:58
Peeさんへ
ゆっくり走りますし、おじいちゃんは安全と思い込んでいたのでしょうね。
痛ましい話です
投稿: 玉井人ひろた | 2020年5月21日 16:55
農業従業者は高齢化率が高いですからね。
ベルトやヘルメット着用義務になるかもしれませんね。
それはそれとして、例えば20年後、日本の農業はどうなっているのか、とても心配です。
投稿: もうぞう | 2020年5月23日 18:55
もうぞうさんへ
現在も進んでいますが、農家が何件か集まり会社形式経営になっていくと思います。
投稿: 玉井人ひろた | 2020年5月23日 19:48