座布団5枚 コロンビア・トップライト
往年の人気漫才コンビに「コロンビア・トップライト」というのがありました。
スタイルは、トップさんが時事ネタへの痛烈な皮肉や苦言を展開し、相方のライトさんが受けるというものでした。
始め、コンビ名は「青空トップライト」だったそうですが、今の朝ドラ「エール」でモデルになっている作曲家の小関祐而さんが所属したコロンビアレコードと契約したことで、コンビ名を「コロンビア・トップライト」と改名したんだそうです。
コロンビア・トップさんは1974年(昭和49)の第10回参議院選挙・全国区に出馬し、当選します。
その時に当選した人はほとんど亡くなられていますが、その中でも山東昭子参議が現役で、しかも現在は三権の長の一つである参議院議長を務めていますね。
そのコロンビア・トップさんは、2004年(平成16)の6月7日に82歳で亡くなられています。
つまり、きょうは命日なのです。
コロンビアトップさんは、議員になっても漫才をやっていたことでも知られます。
1990年(平成2)の夏、笑点のゲストとして出演した時のハプニング・エピソード。
大喜利の↓のお題↓
「私が(司会者)田舎の母親になって都会で暮らす息子(メンバー)へ
『お前、帰って来なさいよ』
と言うので、笑点流に答を返してください。」というもの。
林家こん平さんの答え
「お母さん。政治家というのはね。
夏休みを返上して国民のために働くのが本当の務めなんだよ。
笑点に出て、漫談なんかやってちゃ駄目なんだよ」
という、ゲストのコロムビア・トップさんをネタにした痛烈な回答でした。
それを聞いた、コロンビアトップさんが鬼の形相で飛び出して来て、こん平さんを突き飛ばし座布団を全部取ってしまったそうです。
ところが、その答えが面白いと当時の司会者だった五代目三遊亭圓楽さん(笑点4代目司会)は「よく言った!!こん平さんに座布団5枚!!」と言って締めたそうです。
たぶん、笑点で一度の5枚の座布団が出たのはこれが最初で最後でしょう。
現在の与党の中からも、座布団が5枚も出るような意見を言う議員が沢山出ることを願いたいです。
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コメント
こんばんわ。
・「文章」を読んで。
これは、初めて知りました。
投稿: H.K | 2020年6月 7日 21:53
政治家は国民の声を国会で発言し、公正な政治を行うのが務めだ。
今は、官僚の言いなりでマトモでない。
投稿: 風流人 | 2020年6月 8日 07:52
H.Kさんへ
たぶん、この漫才コンビを視たことが無いでしょうね
風流人さんへ
その官僚が、官邸だけを見ているからなお悪いです
投稿: 玉井人ひろた | 2020年6月 8日 08:53
読ませて頂きました(^_^)
投稿: 吉田勝也 | 2020年6月 8日 11:41
吉田勝也さんへ
ありがとうございます
投稿: 玉井人ひろた | 2020年6月 8日 15:06
なんともマニアックなネタですこと。
素晴らしい。
投稿: もうぞう | 2020年6月 9日 07:17
もうぞうさんへ
ありがとうございます。コロンビアという芸名が気になっていたんですよ
投稿: 玉井人ひろた | 2020年6月 9日 07:47