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2020年8月24日 (月)

核のゴミ箱の「たらい回しと延期作戦」

1995年(平成7)4月26日、青森県六ケ所村の核燃料貯蔵施設にフランスからの核のごみ(高レベル放射性廃棄物)の搬入貯蔵が始まりました。

政府や日本原燃などからは、当時の木村青森県知事対し下記のような説明がなされました

<橋本総理大臣>
最終処分については、知事の要請に応えるよう政府一体としての一層の取り組みの強化を図る」、

<田中真紀子科学技術庁長官>
知事の了承なくして青森県を最終処分地にしない」、

<日本原燃>
原発で使い終わった核燃料から再利用できるプルトニウムなどを取り出す再処理工場(青森県六ケ所村)は2015年(平成27)完成予定

<青森県外に搬出する期限>
30年後(2025年)~50年後(2045)までに青森県外に搬送

しかし、再処理工場建設は安全対策工事などが間に合わないなどの理由で再三にわたり延期され、今年8月21日また1年間の再延期が決定され、延期は合計で25回目となりました。

そして問題の、青も森県外に作られる最終処分地の候補地は・・

  • 2007年(平成19)に高知県東洋町長が文献調査に応募したが、町民らの反対を受け撤回
  • 2016年(平成28)に佐賀県玄海町が前向きな姿勢を示したが、2017年(平成29)の適地調査で外れる
  • 2018年(平成30)幌延深地層研究センター(北海道幌延町(ほろのべちょう))が、2028年まで10年の研究期間延長を決め、町を二分する議論となった
  • 2020年、北海道の寿都町(すっつちょう)が高レベル放射性廃棄物(核のごみ)最終処分場誘致に向け、第1段階となる文献調査への応募を検討を表明(但し、反対多数)

寿都町(すっつちょう)は日本海側の漁業が主産業の町で、人口は3000人を切る状態で、年間の町税収入(2億円強)たらずで、処分場誘致すれば大幅な税収が望めるため町長は月内に町民向けの意見交換会を開き、9月にも応募するかを決めるとしているが、猛反発があります。

なんといっても、隣接する3つの町が「誘致反対決議」をして寿都町に撤回を求めました。

「ニンビー施設」とは「Not My Back-Yard」の頭文字をとって作った造語で、「社会には必要不可欠な施設だが、絶対に自宅近くには有っては困る、嫌だ、反対だ」という施設、例えば「火葬場」、「下水処理場」、「ゴミ処分場」のことをさすものです。

その究極が、「使用済み核燃・除染廃土等最終処分場」ではないでしょうか。

福島県の中間貯蔵施設にある除染土(関東の核のゴミ)も、たらい回しや延期・延期で年数だけが流れていくのでしょう。

「福島県は関東のゴミ捨て場」という忌まわしい汚名は、これからも続くことになりそうです。

 

きみまろ川柳> 「不景気で 一万去って また一万

庶民は、毎日がこれの繰り返しです。「一難去ってまた一難」にかけたきみまろさん川柳、うまいことを詠むものです

 

 

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コメント

フランスは75%を原発で発電してる。
そして、日本の使用済みの核燃料を再処理している。この分野の先進国と言えるでしょう。
廃棄物はガラス固形化し、⒈5mのコンクリートで覆い地中に埋めるそうだ。

ウランは途方もないエネルギーを出す夢の玉手箱ですね。
しかし、プルトニウムなど危険な物も生み出す。

もんじゅ、ふげん、常陽が高速増殖炉に挑んだがとても歯が立たない。
将来の技術の為、さらなる研究は必要でしょう。

ほどほどの生き方をすれば良いのです。
問題は温暖化防止でしょう。繁栄と相反する事です。
クジラは無駄に生きてはいない。

人間の愚かさを、嘲笑っているようだ。

投稿: 風流人 | 2020年8月24日 (月) 22:28

ひろたさん!
よく遠い北海道の問題を取り上げてくださいましたねぇ!
本当にありがとうございます。
核の問題は対岸の青森の核のゴミ処理場への
函館市民の猛反対運動もあったのに……!
やっぱり来たかーって!
過疎化が進む北海道の広い大地!
そりゃ、目を付けられるだろうとは思うけど(怒)
弱みにつけ込んで金にものを言わせるやり方がホントにいいの?
それもコロナ渦のどさくさに紛れて……!
と道民は怒っています!

投稿: Pee | 2020年8月25日 (火) 06:08

風流人さんへ

日本国土は、断層や火山がほとんどで埋める場所が無いそうですから、かといって外国に高額な費用で場所を確保することも困難です。厄介なものを作り出したものです


Peeさんへ

幌延町に研究所が有るように、国は北海道に照準を合わせているようですね

投稿: 玉井人ひろた | 2020年8月25日 (火) 08:03

迷走する核のゴミ捨て場。
トイレのないマンション、とは古くから言われて
いたことです。
過疎化と低収入の自治体が手をあげるのを
国はよだれをたらして待っていたのでしょう。
寿都町は他に再起能力が
あるはずです。
町の再生を市民パワーではかってもらって
「核のゴミ」はどこも受け入れることができない、
原発はどこも再稼働することができない、ということを
国にはっきり突き付けてもらいたいものです。

YARDは囲まれた土地、てな意味ですよね。
Aが一つ多いのではないでしょうか(*^。^*)

投稿: へこきあねさ | 2020年8月25日 (火) 20:34

へこきあねさんへ

スペルチェックありがとうございます。過去記事のコピペですので、解りませんでした。
それでも、再稼働するんでしょうね。理由は「このままでも経費が掛かる」でしょうね

投稿: 玉井人ひろた | 2020年8月26日 (水) 08:09

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