8月15日と日本人のメダリスト
8月15日は日本人にとって「終戦記念日」というイメージでほぼ固まっていますが、1920年(大正9年)に開かれたベルギーの「アントワープオリンピック」において「熊谷一彌氏」という人物がテニスで、日本史上初のメダリスト(銀メダル)となった日付けも、きょう8月15日なのです。
熊谷氏は、1890年(明治23)に福岡に生まれ、77歳でこの世を去った日が1968年(昭和43)8月16日でほぼ同じ日なのです。
そして、熊谷氏が他界してから48年後の2016年8月15日に、リオデジャネイロオリンピックで錦織圭選手が男子シングルスで銅メダルを獲得、なんと熊谷氏が銀メダルを取ってから96年ぶりのテニスのメダリストが誕生したのも、8月15日だったのです。
<追記>熊谷氏の、日本人初のメダル銀は、シングルスもダブルスのも現在行方不明であることが判明している。
なんという偶然でしょうか?・・不思議です。
それと、このことで気が付いたのはアントワープ大会は開催期間が「4月20日開会~9月12日閉会」(長い!)で、100年前のオリンピックの時期も今頃にやっていたことです。
オリンピックが秋開催という思いは、第一回東京オリンピックのイメージが日本人にはあまりにも強いことがよく解りました。
ちなみに、熊谷氏が他界した昭和43年は、私の祖父が亡くなってから2年後で、わが村では戦前から行方不明だった「野内与吉氏」(マチュピチュ村初代村長)が約30年ぶりにペルーから帰国し、実家の集落を中心に大騒ぎになっていた年です。
野内氏は帰郷を果たした翌年の昭和44年にペルーのリマで他界、世界ではその2年後の昭和46年(1971)10月に中華人民共和国が国連に正式に加盟するという時代でした。
戦後の昭和までテニス発展に寄与した熊谷氏、「村に電気は来たか?」と帰郷直後に心配した野内氏、二人の霊もお盆で帰ってきて現在の日本を見てなんと言っているのでしょうか?
聞いてみたいような、聞きたくないような・・複雑な気持ちです。(南無)
| 固定リンク | 0
コメント
「ガハハ、コロナのおかげで地球は一つ、世界は一つ
という事がよくわかったじゃろう、富める者も貧しいものも
力あるものが力を出してこのウイルスに
立ち向かいなされ」
と、おっしゃっているかなぁ。
投稿: へこきあねさ | 2020年8月15日 17:26
へこきあねささんへ
「ウイルスは、平等に感染するが、その治療は平等じゃない」と、言っているかもしれません。
投稿: 玉井人ひろた | 2020年8月15日 18:32
こんばんわ。
・「文章」を読んで。
これは、初めて聞きました。
投稿: H.K | 2020年8月15日 21:58
あえて、8/15は敗戦記念日ですが、小泉環境省大臣はモーリシャスのタンカー事故を無視する様に靖国神社参拝して自然環境を破壊している。
しかも続々と自民党議員が何を狂ったか参拝する。
安倍の一派は無能だけど、戦争が大好きな気違い集団なんです。
気がついたら手遅れということが多い。
戦争もコロナも同じだ。油断しては負けだよ。
投稿: 風流人 | 2020年8月15日 22:05
H.Kさんへ
初めてでしたか。コメントありがとうございます
風流人さんへ
国の命令で戦地に行き、死んでいった祖父や伯父達を持つ私としては、国会議員が参拝し首を垂れ謝罪し戦争を二度と起こさないと誓うのは、あたりまえと考える私です。
そうでなくては、40を越して泣きながら出征し死んだ祖父が「犬死に」だったみたいでむごいです。
相反する考えで、すみません。
投稿: 玉井人ひろた | 2020年8月16日 08:15
日本の終戦の日と、世界の終戦の日との認識の違いが、時として問題になる。
そこが問題ですね。
投稿: もうぞう | 2020年8月17日 07:30
もうぞうさんへ
正式調印した9月が、本来の終戦だと私は思います
15日は停戦だと思います
投稿: 玉井人ひろた | 2020年8月17日 07:47