暴風軍団
北朝鮮には「暴風軍団」(朝鮮人民軍第11軍団)と呼ばれる、山岳戦、夜戦、後方撹乱(コマンド作戦)などに長けた特殊部隊が存在するんだそうです。
アメリカでいうとグリンベレー(陸軍特殊部隊)や、海兵隊のような軍組織になります。
つまり、朝鮮人民軍の選び抜かれたエリート集団であり、身分的にも優遇されているようで国境警備隊(朝鮮人民警備隊)の監視役などを担い、言い換えれば他の部隊や警察組織への干渉のし放題という組織のようです。
そのため、エリート意識を効かせ傍若無人、やりたい放題のようなのです。
- 2014年12月には、吉林省和龍市の村の民家に北朝鮮軍の兵士が押し入り、4人を殺害し、カネを奪って逃げる事件が起きた
- 2015年4月にも同じ和龍市で北朝鮮軍の兵士が強盗殺人事件を起こしている
- 2020年8月、国境警備隊と乱闘になり、複数の国境警備隊員が頚椎や頭蓋骨を骨折するなど大けがを負い、暴風軍団の兵士1人は銃撃され死亡。
- 2020年8月、両江道に派遣され国境の警備に当たっていた暴風軍団の兵士1人が、中国で強盗をして戻ってきたところを国境警備隊員に発見、逮捕される
- 強盗までに至らなくとも、川沿いにある食堂にやってきて食べ物、ビール、タバコをねだりに来るという。断ると嫌がらせをされる事案が、朝鮮側と中国側で頻発
上記の事柄のほとんどが、暴風軍団がしでかしたことのようです。
昔から、北朝鮮と国境を接する地帯の中国側の町や村では脱北兵士による凶悪犯罪が相次いでいるんだそうです。
つまり、優遇されているはずの兵隊でも食料や物資が足りていない証拠でしょう。
独裁者にとって最も恐ろしいのは軍隊の反乱です。殺されてしまいますからね。
北朝鮮のこの状態でも軍隊の反乱がおこらないのは、かつての日本帝国軍が行ったように、軍隊や人民への徹底したプロパガンダの効果だと考えられます。
そのプロパガンダに、拉致被害者がどのようにかかわってきているのか?気になるところです。
そしてそのようなことが、安倍政権が誕生してから日本でも起こりつつある不安が増していましたが、次期総理はどうするのか?(菅氏では)不安のほうが増すばかりです。
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コメント
こんばんわ。
・「文章」を読んで。
何だか怖い話ですね。
投稿: H.K | 2020年9月13日 22:20
H.Kさんへ
その通りですね
投稿: 玉井人ひろた | 2020年9月14日 07:55
プロパガンダに踊らされる国民は軍隊よりこわい。
一部の組織が国民を操作して戦争に駆り立てる。
ナチス、旧日本陸軍、などは負け無しできたが、気が付いたら焼け野原。
普段から政府や軍隊の動向を監視しておく。
美味い話には気を付けて。
投稿: 風流人 | 2020年9月14日 09:35
テレビ、ネットを唯一の情報源とする人種も
増えている。
オンラインデモでも起こさなければ
立憲政治が危うくなります。
投稿: へこきあねさ | 2020年9月14日 09:53
風流人さんへ
甘い話と、政治家の笑顔は要注意ですね。
へこきあねさんへ
テレビでもオンラインでも、正しいのとそうではないものが氾濫して、踊らされないようにしたいです。
投稿: 玉井人ひろた | 2020年9月14日 10:47
興味深く拝見致しました。
投稿: 吉田勝也 | 2020年9月14日 12:09
吉田勝也さんへ
ありがとうございます
投稿: 玉井人ひろた | 2020年9月14日 15:41