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2020年9月 7日 (月曜日)

猪苗代湖で死亡事故

6日(日)午前11時ごろ、猪苗代湖の中田浜沖(会津若松市湊町)の300m付近でライフジャケット装着して遊泳していた千葉県から来た親子3人と、一緒に泳いでいた栃木県から来た男児の4人が、航行していたプレジャーボート(クルーザー)に巻き込まれる事故が発生しました。

これによって、葉県野田市の男児(8歳)が死亡、その男児の母親(35歳)と栃木県栃木市の男児(8歳)が重傷、死亡した千葉の男児の兄(10歳)も軽傷を負うという悲惨な事故になってしまいました。

会津若松署はクルーザーの乗員に事情を聴くなどして、業務上過失致死傷の疑いも視野に捜査していることが新聞に載っていました。

ここまでの内容を見れば、ボートのほうが暴走していたのか?とか、一方的にボートが悪い印象に感じますが、そうでもないようなのです。

  • 遊泳区域と船舶航行区域の堺付近は危険なので普段は監視員が常駐されているが、コビッド-19感染騒ぎで今年は監視員を置かなかった。
  • 4人が遊泳していた沖合300m付近は船舶航行区域と遊泳区域の堺付近で利用禁止になっている。

つまり今回の事故で責任が問われるとしたら、第一にボート、そして監視員を置かなかった会津若松市になりますね。

ただ、なぜ4人が船舶航行区域まで行って遊泳していたかも謎ですね。

猪苗代湖は、目に見えない強い潮流がありボートが進まないなどの現象が起こる湖で、そうなったとき昔から「溺死した者が引っ張るんだ」という都市伝説がありますが、それが起こったのでしょうか?

この中田浜というのはもちろん遊泳できる浜ですが、ほとんどがモータースポーツを楽しむ人たちが集うところで、いろいろな船舶が繋留されているところで、私の印象としては「家族ずれが遊泳する浜ではない」と思っていましたので思いがけない事故に感じました。

さらに、GOTOキャンペーン依降、猪苗代湖には県外からの来客が急増していることも初めて知りました。

福島県は今、感染の第二波が来て日に日に感染者が増えていますが、気になるニュースでした。

 

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コメント

誰が悪いと言えない事案ですね。過失事故でいいのか。

ただ、何故と思う事はあります。
①母親と3人の男の子で300メートルの沖合いに出たのは訓練か。
②その区域ではクルーザーが通る事を知っていたか。
③クルーザーは個人の所有か。それとも、猪苗代湖で運営しているものか。
④四人が固まってれば気が付かないほどスピードが出ていたのか。
⑤この事故の保険は有るのか。

こう見ていくと、県の対応の問題点が見えて来る。
他の県でもジェットボートなどの、傍若無人振りには厳し取締りが求められる。
遊泳区域との区域分けはどう通知しているか。ロープでは無理だよね。


投稿: 風流人 | 2020年9月 7日 (月曜日) 20:43

風流人さんへ

クルーザーは個人所有です。遊泳は訓練ではなく、たんなるレジャーです。
結局は、船のせいになるのでしょうが、船舶担当の捜査員によって慎重に捜査されているようです。

投稿: 玉井人ひろた | 2020年9月 8日 (火曜日) 07:35

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