県民健康調査検討委員会と甲状腺がん
わかりにくいので、今日の朝刊に出た数字を紹介しますと
- 1巡目:37万人調査(2011~2013)
がん確定=101人
がん疑い= 4人 - 2巡目:38人調査(2014~2015)
がん確定=54人
がん疑い=17人 - 3巡目:33万人調査(2016~2017)
がん確定=27人
がん疑い= 4人 - 4巡目=29万人調査(2018~2019)
がん確定=13人
がん疑い= 8人
累計で「がん確定者=199人」、「がん疑い者=46人」で、両方を合わせるると245人になります。
ただし、この数値人数が、特別多いのか?そうでもないのか?というのは、当時からマスメディアや過剰反応の方々が「何倍だ」と騒いでいますが、基本的になんとも言いようがありません。
なぜなら、民主党政権下でも、その前からもそうでしたが、現自公政権(安倍政権)になっても全国の18歳以下全員検査が実施されていないため、対比の基本データーが無く発症割合の数値が出せないからです。
これは現在騒ぎになっているコビッド-19の感染者数、その割合が多いのかどうか比較対象である国民全員検査が行われていないので論点にしにくいのと酷似していますね。
いずれにしても、こういうニュースは、沖縄の辺野古飛行場の問題と同じで取り上げないのが全国報道です。
全国報道は、なんといっても自民党という‘一部の政治団体’の内部権力闘争のほうがお好きなようです。
| 固定リンク | 0
コメント
子供は放射能で甲状腺に異常が起きる、というのはチェリノブイリでもわかっていた。
放射能が避けられない時はヨード剤を事前に服用するといい。だが被爆後では意味が無いとある。そもそも、そんな事態に陥りたく無い。
本人は知っているのか?
非常に不安だろう。
因果関係が証明できるか。当分無理と言うもんです。
原爆でも未だ、認定してもらえない破爆者がいるのです。
国は原爆より残酷です。
投稿: 風流人 | 2020年9月 1日 22:29
風流人さんへ
原爆による被爆と被曝(ばく)者でもそうですし、そして今回の原発事故による日本中の子供たちの放射線の被曝(ばく)者もそうですが、検査したのは福島県の子供という地域限定です。
その検査方法が妥当かどうかは、何十年か後に判るんでしょうね
前ログにも記しましたが、国はサンプル的に甲状腺検査を福島から遠い他県(2県)の一部地域で全員検査で行った結果、福島県の子供より異常な子が多かったことが判明するという事実がありました。
投稿: 玉井人ひろた | 2020年9月 2日 07:54
それで、この甲状腺がん患者にたいして
福島県はどのような対処をしているのでしょうか。
治療費は無料とか?
原発との因果関係は証明されている
患者さんたちなのでしょうか。
投稿: へこきあねさ | 2020年9月 2日 15:41
へこきあねさんへ
治療費は、検査料と同じくたぶんかからないと思います。
因果関係は、証明されてはいないと思いますが、福島県人=関係者というくくりになっているようです。
投稿: 玉井人ひろた | 2020年9月 2日 16:20