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2020年9月11日 (金曜日)

福島県、ワクチン接種開始

9月8日(火)の朝、福島県の会津で死んだイノシシを発見、翌9月9日そのイノシシの検査結果は「豚熱(CSF)」の陽性が確定しました。

今年、東北で初めて確認で県内では38年前の1982(昭和57)年に浅川町の養豚場で感染が見つかって以来で、国内では2018(平成30)年に確認されて以来、26年ぶりに感染が確認となりました。

県は死んだイノシシが見つかった会津若松市門田地区から半径10キロ圏内を移動制限区域に設定し、区域内の養豚場2施設からの出荷や食肉処理場の稼働を制限するとともに、県内全域の飼育豚へのワクチン接種を来週にも始めることを決定しました。

ワクチン接種は、当初10月以降に実施するよていだったのですが、前倒しすることになったようです。

福島県によると、ワクチンは会津の発生区域内の飼育豚約5000頭から優先的に接種し、全県に拡大する方針で、県内では83養豚場で約12万頭が飼育されており、接種完了まで3~4ヵ月かかる見通しだそうです。

イノシシは、県内で異常に繁殖し増えていますので対策は大変です。

さらに、北関東を中心に畜産農家で飼育されている子牛や豚などが持ち去られる事件が相次いで発生し、これまでに700頭以上が盗まれる怪事件が起こっていますが、その窃盗犯から豚熱が感染することも考えられます。

我が農協区域内では、県産の桃を餌にしたブランド豚の開発も始まっていて、それが感染したら全て殺処分です。

イノシシ駆除、何とかしてもらいたいです。

それにしても、原発被害、自然災害、ウイルス被害、畜産農家はそれでなくても「臭い汚い」として敬遠されているのに、大変な状況がとめどなく発生して、辞める人が増えるのは間違いないです。

もしかすると、県内畜産農家は無くなってしまうかもしれません。

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コメント

人間が後から野生の世界に入って彼らの生存権を脅かした。
その結果がコロナである。

寝ていた子を起こしたのだ。まだまだ強力なウイルスが待ち構えている。
野生の世界と、人間界との間には銀河系程の距離がある。同じ哺乳類だが。

クマもイノシシもハクビシンもネズミもコウモリも可愛いのだが。
現地の人は迷惑でしか無い。せめて半々でどうだろうか。

投稿: 風流人 | 2020年9月11日 (金曜日) 21:19

風流人さんへ

狩猟民族は「半々=共存」を常としていますが、農耕民族にとって単なる害獣でしかないですから、半々は難しいでしょうね

投稿: 玉井人ひろた | 2020年9月12日 (土曜日) 07:52

イノシシも原発被害さえ被っていなければ
ジビエとしていい食料になって
くれるのですがねぇ。
こんな時こそ、タックスペイヤーとして納税者は
県や国の支援を要求するように
自治体に働きかけてもらいたいものです。
こんなことで、外国産の豚肉輸入倍増
なんてことに絶対にして
欲しくありません。

あ、豚肉は輸入はしているんでしたっけ?

投稿: へこきあねさ | 2020年9月12日 (土曜日) 15:17

へこきあねさんへ

豚肉もこれから輸入を増やすことを、安倍政権はアメリカに約束したようですから、大変です。
たぶん、何をしようがイノシシやニホンジカなどの繁殖を止めることはできないと思います。

投稿: 玉井人ひろた | 2020年9月12日 (土曜日) 16:37

そうでなくても、畜産は後継者不足なのに、拍車がかかりそうですね。
当地でも畜産業者は、どんどん減っています。

投稿: もうぞう | 2020年9月14日 (月曜日) 07:30

もうぞうさんへ

なんといっても糞尿がネックでしょうね

投稿: 玉井人ひろた | 2020年9月14日 (月曜日) 07:54

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