知事の公用車の人気ナンバー1は
兵庫や山口では、知事などの公用車に2000万円台の高級車「トヨタ・センチュリー」が購入されたことが無駄遣いだ、市民感覚とのズレがあると指摘され、全国でも公用車の実態が注目されるようになりました。
全国の自治体での公用車に、高級車のセンチュリーを使っているのは兵庫県、千葉県、石川県、愛知県だけのようです。
最も多いのは、ミニバンという方の車、日本ではステーションワゴンとか1.5ボックスカーとして有名な車で、31都道府県で選ばれていました。
つまり全体の3分の2以上がミニバンということになります。
選ばれている理由は
- 7~8人乗りで車内が広い
- 広いので、多目的に使える
- 車体も頑丈で、多少の悪路でも走れ、安全性が高い
- シート位置が高く見通しが効くので視察に便利
その中でもダントツの一番人気がトヨタ・アルファード、その他車もトヨタ・エスティマ、トヨタ・ヴェルファイアなどのようです。
その次に多いのが、小型乗用車のようです。最近は災害も多いのでSUV車(多目的4WD車)も急増しているようです。
さらに、エンジンもハイブリット車や、北海道のように水素燃料車など環境に配慮した車が主流のようです。
購入形態は、リースが増えているようです(14都道府県)。
福島県は、知事はトヨタ・プリウスのようで、災害などではSUV車が使用されます。
メーカーは、先にも上げたようにほぼ全部がトヨタが占めて、違うのはマツダ本社が在る広島県のマツダSUV(スポーツ用多目的車)CX―8と、日産の本社が在る神奈川県の高級セダン日産シーマだけのようです。
メーカーがこれほどトヨタに偏っているのは、どうしてなのでしょう?
いずれにしても、一番高い日産シーマでも900万円台に比べ、2000万円を超すようなセンチュリーは無駄遣いとしか言えません。
山口県は、天皇陛下などが来県したときのために「貴賓車」としてセンチュリーを購入した、などと答えているようですが、納得されないでしょうね。
ただ、河村たかし名古屋市長のように、公用車を軽乗用車にしたのはちょっとどうかなとも感じます。
やはり、ミニバンかSUVがちょうどいい気がします。
それにしても、公用車について自治体のHPで探しても詳細が出ないのは、どういうことでしょう?
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