本物じゃない「ししゃも」?!
「ししゃも」は、好きですか?と問われれば、大好きとまでは行きませんが、たまに食べたくなる食材ではあります。
頭から食べられるので、わたしは食べやすい魚だと思います。ちなみに、妻は頭を取って食べる派です。
きょう、母を耳鼻科がある総合病院と内科クリニックのハシゴ通院の送迎をしながらカーラジオを聴いていたら、面白い話が聞こえてきました。
「スーパーで売っている‘ししゃも’のは「カラフトシシャモ」というもので、本物の「ししゃも」じゃないそうです。
本物のししゃもは日本固有の魚で、今でも北海道に行かないと食べられないそうです。」
わたし、聴いてて「えっ!ええええ?」でしたね。
直ぐに調べたら、シシャモには3つの種類があることが解りました。
『ししゃも』(柳葉魚)
- 流通名・・・「本ししゃも」
- キュウリウオ科シシャモ属
- 世界中でも北海道南部の海域にのみ生息し捕れる日本固有種で、鮭のように河川に上り産卵する
- これが本来の「ししゃも」である
『カラフトシシャモ』(英表記名:capelin ( キャペリンまたはカぺリン))
- 流通名・・・「ししゃも」
- キュウリウオ科カラフトシシャモ属。
- 本ししゃもと違い河川は登らず、海の浅瀬で産卵する
- オホーツクなど北太平洋と北欧の北大西洋海域で捕れるため、ほぼすべて輸入もの
- 当初は「代用ししゃも」と言われていたが、現在はこれが「ししゃも」となっている
『キュウリウオ』(胡瓜魚)
- 流通名・・・「ししゃも」
- キュウリウオ科キュウリウオ属
- 日本海北部やオホーツクや北太平洋などに生息し、鮭と同じく河川に上り産卵する。
- 捕れたてが、胡瓜に似た匂いがあるためその名がある
- 「本ししゃも」より大振りで、これも「ししゃも」として売られている
アイヌ民族の伝説によれば、ししゃもという魚はアイヌの神様が柳の葉で作ったそうで、そこから「柳の葉の魚」を意味する『スス・ハム』、『シュシュ・ハモ』がシシャモとなり漢字では「柳葉魚」と書くようになったようです。
まさか、あの子持ちシシャモも北太平洋や北大西洋で漁獲された輸入のカラフトシシャモで、デカいのは胡瓜魚だったとは・・知らなかったです。
商品ラベルの詳細には、正式名称が記載されているそうですので、スーパーに行ったときに確かめたくなりました。
もしかして「本ししゃも」も販売されているかも(?)
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コメント
私もししゃものあの卵のコリコリの触感が好きで
時々食べます。これも輸入ものですか。
もうあきらめの境地です。
先ごろ墓石を頼んだけど、新万成石というのは中国製
new imperial red というのはインドから。
共に国産の万成石、imperial red は高くて
こちらの予算では手が出ません。
地球人だからあきらめ・・・(*´Д`)
投稿: へこきあねさ | 2020年11月 6日 09:37
>へこきあねさんへ
我が家も墓を新しくしたときに使われていた墓石は、中国製でした
投稿: 玉井人ひろた | 2020年11月 6日 10:32
北海道の鵡川のシシャモはひと味違う様です。
外国では魚の卵は食べない様で、数の子やタラコなど日本に輸入されていますね。
でも、コレステロールや塩分が多いようですが年寄りには欠かせないもの。
バランス良く食べたいものです。
投稿: 風流人 | 2020年11月 6日 11:23
時々食べますが何処で捕れたかまでは確かめませんね。今度見てみます。
投稿: 吉田勝也 | 2020年11月 6日 13:36
>風流人さんへ
イクラはロシア語という具合ですから、ロシアでは魚卵は食べそうですね。
タラコは韓国語で「明太子」で、漁師だけが辛子漬けで食べていて、多くの韓国・朝鮮人は食べなかったようですね。
>吉田勝也さんへ
わたしも、これを機に確かめてみたいと思います
投稿: 玉井人ひろた | 2020年11月 6日 16:25