大統領候補者が、もしも亡くなったら
アメリカ大統領選挙は、バイデン氏の勝利で決まったようですが、現職のトランプ大統領が認めないので長引きそうです。
なんとも、日本人には理解できないアメリカの選挙の仕組みです。
ところで、アメリカ大統領選挙はバイデンとトランプ=二大政党の一騎打ちになっていますが、候補者は二大政党以外にも各州から20人ぐらいの多くの候補者が出ていることはあまり報道されませんね。
アメリカでは一定数の署名を集めた請願書を提出することによって、投票用紙に名前を載せることができる制度がありさらに政党の指名もなく請願書による資格もない候補者を支持する有権者のために、投票用紙にその名前を記入するスペースを設けている州もあるんだそうです。
この候補者たちを「自薦候補」と言われ、時に二大政党の候補者の票を切り崩したりして、州によっては選挙で勝利を収めて公職に就くことがあるんだそうです。
今回も有名な黒人芸能人が出馬していて、トランプ氏の票を切り崩した可能性が有ります。
実に面白い国家です。
今回の選挙の熱狂ぶりで武装集団も出たことで、「バイデン氏が撃たれたら(亡くなったら)どうなる?」という不安を感じなかったでしょうか?
もし、そんな最悪な結果が起こったらどうなるのかと思って調べたら、アメリカでは副大統領がそれに替わって大統領の権利を有するようです。
大統領選挙の前に、副大統領の選任者を表明する理由が、やっと判った気がしました。
副大統領は、本当に重要だったんですね。
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コメント
確かにアメリカは人種が多様で、だから多くの問題もあるようですね。
この人種間の見えない壁は日本人にはわかりにくいだろう?
自由で民主的なアメリカには、内にはまだまだ解決出来ない事があるのですね。
暗殺も未遂を含めても多い国だ。最近はテロの攻撃を受けた。
平和は遠く、心休まらない。それでも人々は生きて行くのだ。
皆んなが慎ましく、贅沢もなく、お互いに尊敬し合う明日が来るように。
投稿: 風流人 | 2020年11月 8日 (日曜日) 20:54
>風流人さんへ
貧困とは無縁で、皆がデジタル機器を使いこなしているようなイメージがありますが、日本の山奥と変わらない生活のところも当たり前にある国家、懐が深いです。
投稿: 玉井人ひろた | 2020年11月 9日 (月曜日) 08:09
それにしても、200年も前に決めた選挙制度を
一途に守り抜く国家は不思議です。
アメリカが世界をけん引する、と標榜しながら
投票数が一票でも多いとその州の選挙人を総なめに
出来るとは、かって電話も新聞ももちろん
デジタル機器も何もなかった時代の遺物を
アメリカ人は何の疑問もなく守っているのですかねぇ。
投稿: へこきあねさ | 2020年11月 9日 (月曜日) 10:22
私には余計な事なのにはらはら、どきどきしてTVを見てました。
投稿: 吉田勝也 | 2020年11月 9日 (月曜日) 11:14
>へこきあねさんへ
州ごとに独自憲法が存在する、そこがアメリカの連邦国家たるゆえんだそうですよ。
>吉田勝也さんへ
申し訳ないですが、面白いですよね
投稿: 玉井人ひろた | 2020年11月 9日 (月曜日) 13:42