信号無し横断歩道に歩行者を見たら止まれ
横断歩道に歩行者が居たら、渡れるように止まるのは「ドライバーのマナー。親切心だ」と勘違いしているドライバーは多いです。
何を隠そう、最近まで私もそう思っていました。
信号機の無い横断歩道では、歩行者が居た場合は車両は止まらないと交通違反(一時停止違反)になります(道交法第38条違反)
最近、この違反の取り締まりが強化され検挙される人が多くなっています。
<違反した場合の罰則>
- 違反点数>2点(※但し無事故無違反の場合)
- 反則金
大型車 →12000円
普通車 → 9000円
自動二輪→7000円
原付 → 6000円
※上記請求に従わない場合
「3か月以下の懲役または5万円以下の罰金」 - 自転車(点数制度が無い為)
3か月以下の懲役または5万円以下の罰金
JAFでは、何年か前から「全国で信号機のない横断歩道の一時停止率」を調査していますが、今年の結果が発表されました。
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/library/survey-report/2020-crosswalk
47都道府県の止まる確率の平均値は「21.3%」、つまり約80%のドライバーは止まらない=違反していることになりました。
今月のJAFMateには、平均より止まる率が高い、優良23県が紹介されていました。
<全国ベスト5>
- 長野県 72.4%
- 兵庫県 57.1%
- 静岡県 54.1%
- 新潟県 49.4%
- 島根県 43.2%
<東北ベスト3>
- 福島県 27.0%(全国15位)
- 山形県 24.8%(全国18位)
- 岩手県 23.2%(全国20位)
罰則の内容を見ると、踏切での一時停止違反と全く同じで、「とまれ」標識のところの一時停止違反より重い罰則になっています。
つまり、それだけ危険な違反だと考えられているということで、最近は歩道が見えるととても気を遣うようになりました。
ただ、直前横断や、渡るか渡らないのかわからない歩行者は困ります。
尚、横断歩道のない道路で横断しようとする歩行者についても、一時停止しないと同じ違反になるようですから頭に入れておきたいですね
キツネや狸が横断する道路に住む私には、市街地走行は気を使わせられます
<参考>
反則金と罰金の違い
反則金=金融機関で振り込める
罰 金=裁判所に出向き支払う
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コメント
歩行者は手をまっすぐあげるのがマナーだと思いますが、歩行者には免許の必要がなく、歩行者最優先の大原則から、規定もないのでしょう
投稿: ましま | 2020年12月23日 (水曜日) 17:25
>ましまさんへ
斜め横断の禁止などがあるにはあるようですが、歩行者優先が第一のようです
投稿: 玉井人ひろた | 2020年12月23日 (水曜日) 18:15
止まらない理由。
田舎の空いている道で、自分の車が通り過ぎれば、安全に渡ることが出来ると判断した場合。
止まる場合は、
学童などで渡る意識が十分あると判断出来る場合。大人などは渡ろうかただ待っているだけなのか、判断が付かない場合が多々あります。
投稿: もうぞう | 2020年12月23日 (水曜日) 18:50
>もうぞうさんへ
どちらもよく解り、私が実践したことです。
しかし、どちらも一時停止が義務で違反なんですよね
投稿: 玉井人ひろた | 2020年12月23日 (水曜日) 19:41
黄色信号で停止か通過か、迷います。たしか、安全確認し速やかに通過する。しかし、後車が有ると急停止出来ない。
横断歩道で立ち止まってる人を見ると、停止すべきですが後ろが気になってます。
投稿: 風流人 | 2020年12月24日 (木曜日) 09:24
>風流人さんへ
免許更新の時にもらう交通教本をご覧ください。
黄色信号=止まれ
速やかに通過した場合違反です「2点・9000円」
投稿: 玉井人ひろた | 2020年12月24日 (木曜日) 19:01