農業この一年
今月の農業新聞の特集は1年を振り返る「2020 農業この一年」というタイトル記事でした。
今年は、毎日毎日コビッド-19感染拡大に終始した国内外のため、この記事で忘れていたことが多くあることに気づかされました。
1月、安倍政権は仲良しのトランプ大統領のお願い(圧力)をきき、日米農産物貿易協定を締結してしまいました。
これにより、アメリカの農産物の関税は引き下げられ2033年までには関税率が9%と、ほぼ関税が無い状態になることが決められました。
当然農水産業関係者からの反発が起き、安倍政権は補正予算として総額約9100億円の対策費を確保することになりました。
さらに、4月に農水省内には「農林水産物・食品輸出本部」を設置し、輸出総額2兆円を目標とするプロジェクトが開始されました。
ただ、韓国政府が未だに福島県の農産物の輸入を禁止していますように、その成果は・・・?
そのさなかに起こったコビッド-19感染拡大による緊急事態宣言発動、外食産業は農産物の消費が激減していきます。
政府は、対策として5500億円の予算を計上します。
ところが「巣ごもり需要」という現象が起き、家庭内での農産物の消費が急増します。
そしてさらに、夏になって学校の夏休みが期間が減少したため給食の消費が急増、牛乳などは2万1000キロリットルもの緊急増産に追われることになります。
一方では、豚熱、鳥インフルエンザが発生し、大量の殺処分が行われ多くの予算が費やされました。
結局、今年も農政は天候やウイルスにほんろうされて終わる、いつもの年だったということです。
我が家で言えば、3本(3種)有る甘柿、そして5本(5種)ある梅が全く結実しなかったこと、私は生まれて初めての経験でした。
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コメント
色んなことが有りました。農業、商業も大変な一年でしたね。なんとか生きて?おります。
投稿: 吉田勝也 | 2020年12月16日 18:02
韓国は日本の何が気に食わないのか?
特に福島産には異常な反応を示している。
科学的な結果なのか、風評なのか、迷信なのか。
人の国を悪く言いたくは無いが、理解に苦しむ。
特に、原発から出る排水は、どの国も海に放出しているのに。無知としか思えない。どうして福島が責められるのかも理解出来ない。
大震災の時、台湾はいち早く支援金を送ってくれた。
しかし、韓国、中国からは、御見舞いの言葉も無かった記憶が有る。
残念な事です。
投稿: 風流人 | 2020年12月16日 21:28
>吉田勝也さんへ
振り返ると、いろいろありましたが、すべてコビッド-19感染拡大の話題で塗り替えられた気がします
>風流人さんへ
韓国に関しては、戦前の悪い日本のイメージが消えないことは理解できますが、もっと根底に何かがあるのでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2020年12月17日 07:54
ひろたさん!
大変な一年でしたね。
お疲れ様でした!
闘いは日々続いてゆくのでしょうね_(_^_)_
投稿: Pee | 2020年12月17日 08:08
>Peeさんへ
我が家はのんきなものです。ただ、病院通いは増えた一年でした。
投稿: 玉井人ひろた | 2020年12月17日 11:15