○○すると変わる熟語の意味
問題です
Q1次の熟語に共通するものはなにか?
平和・愛情・育成・移転・異変・運命・
鋭気・栄光・液体・演出・王国・王女・
会議・外国・会社・階段・害虫・回転・
解読・外部・格別・学力・楽器・観客・
感触・間食・奇数・急性・牛乳・制圧
Q2「平和」と「和平」の違いはなにか?
Q1の答えは、Q2の質問と関連で、
「平和」を「和平」にしたときのように、漢字の位置を変えると、意味が変わる熟語」と、いうものです。
ただ、入れ替えてみると、完全に意味が変わるものや、平和と和平のように説明が難しいが、明らかに違うというものも有ります。
それを踏まえ、Q2の答えと説明を「NHK文研」から転用しました
「平和」「和平」の意味の違いは、『ことばのハンドブック』に載っている例から挙げると、
○○主義、恒久○○などは「平和」がふさわしく、
○○交渉、○○工作などは「和平」が用いられるのが一般的。文法的な役割での違いは、状態を示す「平和」のほうは、「平和な国」というように「~な」という形(形容動詞の連体形)をとることができるが、状態の変化を表す「和平」は「×和平な国」という言い方はできない違いがある。
つまり「平和」は結果であり、「和平」はそれまでの経過・プロセスということになる。
漢字の順序が異なる熟語は、日本語にはたくさんありそれぞれ違う意味を表しますので、うっかり間違うとひんしゅくや誤解を与えてしまいます。
ただ、あまりにも、あまりにも多く、知らずに使っているかもしれません。
いつも思いますが、漢字からできた言葉は難しいです。
あの有名な「学問のススメ」で、福沢諭吉氏はこんなことを序文で言っています。
漢字を誰よりも多く知っていたからといって、それで暮らしていける人は稀である。
学問を始めるには、平仮名が読み書きできれば十分である。
漢字は必要に応じ、後から覚えればよい。
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コメント
なるほど、「和平」とは交渉、工作などで用いられるのが
一般的。勉強になります。
政治家などは難しい言葉を多用しますが、「難しい言葉
はやさしく、優しい言葉は深く」を心がけてほしいものです。
投稿: へこきあねさ | 2021年1月13日 (水曜日) 17:56
>へこきあねさんへ
国会議員は、それが義務ですよね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年1月13日 (水曜日) 18:15
そうしたことは、考えたこともありません。
仮定のことについては答えられません。
個々のことについては、発言を控えます。
つまり、予定された質問以外は、事前に、役人が調べていないので手元の解答例にないものは返答できません。
先ほどTVで見た菅総理の記者会見でしたが、これで対策はできているのでしょうか?
備えあれば憂いなし
それとも
触らぬ神に祟りなし なのだろうか?
投稿: 風流人 | 2021年1月13日 (水曜日) 20:59
>風流人さんへ
安倍総理以前の大臣は、ほとんどが原稿読みだった気がしますので、元に戻っただけなのかもしれません
投稿: 玉井人ひろた | 2021年1月14日 (木曜日) 08:39
漢字も難しいですが、その意味も難しいですね。半分ぐらいは間違って使っている気がします。
読み方も難しいです、俗に言う「湯桶読みや重箱読み」など・・いまだに解らない事だらけです(汗
投稿: JACKS | 2021年1月14日 (木曜日) 09:48
>JACKSさんへ
私も、同じく誤解して使ったりしている気がします
投稿: 玉井人ひろた | 2021年1月14日 (木曜日) 11:07
和平と平和については、中学高校の頃考えていました。
当時の回答・・・
和平は言ってみればプロセス。平和を築く方法論。
平和は、努力の結果でした。
つまり貴殿とほぼ同じと言うことですね。
投稿: もうぞう | 2021年1月14日 (木曜日) 18:40
>もうぞうさんへ
私というより、NHK文研の説明と同じですね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年1月15日 (金曜日) 08:49
福沢諭吉の序文がいいですね。
投稿: 吉田勝也 | 2021年1月15日 (金曜日) 12:39
>吉田勝也さんへ
福沢諭吉は現実主義者でしたからね。
平等の考えも、はっきり否定しています
投稿: 玉井人ひろた | 2021年1月15日 (金曜日) 14:24