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2021年2月24日 (水)

日本人思考・・「遠慮」

江戸時代には、武士と僧侶に対して科された「遠慮」という刑罰があったそうです。

その刑罰内容は↓

  • 門を閉じて居宅にこもらせ、昼間の外出を禁じた軽い謹慎刑。
    ただし、夜間に限りくぐり戸から目立たぬように出入りすることは許された。

今でいう「自宅謹慎」の厳格なものでしょうね。

その刑罰から、今のように他人に対して言動を控えめにふるまうことを遠慮というようになったようです。

日本人には、この「遠慮=美徳」という考え方が根底にある気がします。

ですから、それに関連する言葉が日本語には溢れています

  • 「遠慮する」
  • 「辺りの目を気にする」
  • 「わきまえる」
  • 「つつしむ」
  • 「取り乱さない」
  • 「恥を知る」
  • 「出る杭は打たれる」
  • 「分際・身のほど」

現在これらの言葉は、差別につながるとして騒がれていますが、私の母の世代ではむしろ女性のほうがこれらを「美徳」と考えることが常識とされてきました。

昔、女性の地位向上や女性の教育向上を目指して津田塾を開校した津田梅子氏に対し、最も抵抗・反対を示したのが日本の女性たちで、津田梅子氏はほとほと困ったそうです。

日本での女性差別が改善されるのは、この歴史的背景から見直さなければならない気がします。

ちなみに、アメリカの憲法には「男女平等」というのが存在していません。

その理由は、2度の憲法改正で提案されたのですが、2度とも「男女平等の案」が否決されたからです。

アメリカとは、差別でも世界をリードするという何でもありのすごい国家です。

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コメント

深慮遠謀なら武士・僧侶が心掛けることのようです

投稿: ましま | 2021年2月24日 (水) 10:54

「遠慮」日本人の独特な考え方でしょうね。外人のずけずけいう直接的とは・・・どちらも善し悪しはありますけどね。

投稿: 吉田勝也 | 2021年2月24日 (水) 11:20

玉井人ひろた さま
今日は~
毎度ながら今回も勉強になりました。(感謝)
アメリカと言う国はどのように表現していいのか惑いますね。
遠慮 刑罰のことまでは知りませんでしたが、使い方に
拠るのでしょうが美しい言葉とも思ってます。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2021年2月24日 (水) 11:26

津田塾を開くときに、抵抗・反対にあったのは当然と思われます。それはそれまでの歴史的経過つまり徹底した封建思想が女性に埋め込まれたからです。
アメリカは憲法には書いていなくとも
男女平等参画宣言が1970年ごろには徹底されたよう
です。だから 世界的には 男女平等度は50位
にあるのだと思います。

投稿: へこきあねさ | 2021年2月24日 (水) 14:45

遠慮は今の政治家や官僚、役人には死語になってる。ただし接待、忖度が流行している様だ。

巷では、人を轢いても、人だとは思わなかった。と言うらしい。

ワルはコロナ禍でも、繁栄している。

投稿: 風流人 | 2021年2月24日 (水) 14:55

>ましまさんへ
武士道や仏教は、それが本筋ですからね


>吉田勝也さんへ
日本の外交官・外務省の役人たちは海外に負けず劣らず、交渉ははっきりものを言っているそうです


>輝ジィ~ジさんへ
恥の文化と言われる日本風土だからこそできたのかもしれませんが、君主制の弊害かもしれません


>へこきあねさんへ
男女平等参画宣言はなされ、男女平等度も日本よりは高いですが、家庭内の妻への暴力(DV)も日本よりはるかに多いという国家でもあります。


>風流人さんへ
最近は耳にしなくなりましたが、「官官接待」というのが騒がれた時代がありましたね

投稿: 玉井人ひろた | 2021年2月24日 (水) 15:51

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