日本ー韓国 海底トンネル
お隣韓国の南部で日本に最も近い釜山市では、市長選が近づき最大野党「国民の力」と、与党の「共に民主党」が互いに前哨舌戦を繰り広げているそうです。
その論点の一つが、釜山市に在る韓国の4大国際空港の一つである『金海国際空港』が手狭になったことへの対処計画なんです。
すでに、与党側は釜山沖の加徳(カドク)島に新空港を建設する計画を発表しました。
それに対し、野党側の対抗案が日本と韓国を結ぶ「日韓海底トンネル」の建設ということを出してきて話題になっているそうです。
これは「国民の力」トップの金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長の発言が切っ掛けらしく、同氏によれば
- 釜山・加徳島と日本の九州をつなぐ日韓海底トンネルも積極的に検討する
- 研究によると、日本に比べてはるかに少ない財政負担で、生産付加効果54兆5000億ウォン(約5兆1000億円)、雇用誘発効果45万人に達する巨大な経済的効果が期待される
という経済効果を生むとのことのようですが、与党からは、
- 日本の膨張的外交政策と大陸進出の野心に利用される可能性がある」
- 「釜山が日本の九州経済圏に編入されると、釜山が単なる経由地化される」
とし、「空公約」だと批判が起こっているそうです。
ところが、
韓国では「日韓海底トンネル」という話しは過去に幾度となく出ては消える話なんだそうで、韓国ではまじめに考えている人が少なくないようなのです。
日本でも、
昭和の初め頃に『大東亜縦貫鉄道』(だいとうあじゅうかんてつどう)という計画が存在し、対馬経由で海底トンネルを韓国に通しアジアのシルクロードを経由して、最終的にはドイツまで鉄道を通す構想がありました。
まさか、その計画図面が韓国に残っているのでしょうか?
ちなみに、対馬海域は複数の断層が存在し、海底トンネル建設には高度な技術と莫大な予算がかかるそうです。
あまりにも奇想天外、こんなことを韓国では堂々と市長選に言えるというのが私の一番の驚きです。
| 固定リンク | 1
コメント
トンネル工事費との経済効果でしょうか。
しかし、工事費やその後のメンテナンス等の問題がある。
なんでも、文句つけられたらやってられん。
偉大な壮大な構想は夢のままで終わると思うが如何?
投稿: 風流人 | 2021年2月 3日 20:49
>風流人さんへ
選挙用のマスコミ向けの話題作りでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年2月 4日 07:53
韓国と異常に仲良くするのは、反対ですね。
将来何か言われる文句を付けられるのは、目に見えるようです。
投稿: もうぞう | 2021年2月 4日 19:13
>もうぞうさんへ
文句を言いながらも、経済は日本だよりというジレンマが今の韓国でしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年2月 4日 20:08