核のゴミ「適地マップ」?
今日の朝刊に核のゴミの(六ケ所村のも含む)最終処分場の受け入れの是非を問う、県内市町村の回答結果が載っていました。
結果として、受け入れを考えている市町村は無しでした。
その記事の中で気になったワードが「適地マップ」というもので、調査はこの地図も考慮されてのものだったようです。
そこで、適地マップとは、何?、いつ出された?と思ったのです。
これは正式には「科学的特性マップ」と言う名称で、核のゴミの最終処分地として適不適を表し、2017年7月28日に経済産業省・資源エネルギー庁から公表されたマップです。
この地図を受け、自治体から応募があったり、国が自治体に調査を申し入れたりした場合、処分場の選定に向けた調査が行われることになり
- ステップ1、文献をもとに、過去の地震の履歴のほか、火山や断層の活動の状況などを2年程度かけて調査
- ステップ2、ボーリングなどを行い、地質や地下水の状況を4年程度かけ調査
- ステップ3、地下の岩盤や地下水の特性などが適しているか、14年程度かけて調査
※地下は300メートルより深くに埋める計画
上記のようなステップを踏み、全体で20年程度かかってから工事の開始が決められるようです。
その調査段階で、交付金が総額90億円ほどが支払われるようです。
全国では現在受け入れに手を挙げているのは北海道の二つの自治体ですが、その他は一切無しですから今の中間施設での貯蔵は少なくても30年以上は続くようです。
なんとも、困った事態ですが・・・どうしようもない気がします
マップについて、見やすいのがNHKサイトにありました。↓
https://www3.nhk.or.jp/news/special/kakunogomi/
自宅地域の確認をどうぞ。
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コメント
「核のゴミ適地マップ」とはねぇ。そのゴミは将来消えてなくなるのでしょうか。
投稿: 吉田勝也 | 2021年2月 1日 (月曜日) 11:47
貴重な資源を永久的に地下に埋蔵しなければいけない。
しかし、現在の科学では処理する事が困難だから、仕方ないか。
何年埋蔵したら安全になるのか?まだまだ、知らない事ばかり。
フランスでは、地下埋蔵が進められているそうです。
世界的に研究して欲しいです。
投稿: 風流人 | 2021年2月 1日 (月曜日) 12:16
>吉田勝也さんへ
たぶん、無くなるでしょうが、何百年後じゃないでしょうか
>風流人さんへ
フランスやドイツでは20年ほど前から進められていますが、日本ではその研究そのものが危険だと反対する方々いて進まないようです。
投稿: 玉井人ひろた | 2021年2月 1日 (月曜日) 17:44
核のゴミは人間の生活環境から10万年以上の隔離が必要といわれています。トイレのないマンションといわれてひさしい。それにもかかわらず、40年以上経った原発もなおかつ稼働させようという動きにはあきれるばかりです。
最終処分場の研究はやはり研究者の知見を集めてつづけなければいけない問題ではないかと思われます。
投稿: へこきあねさ | 2021年2月 2日 (火曜日) 07:16
>へこきあねさんへ
それこそ団結と結集が必須ですよね。コビッド-19対策と同じです
投稿: 玉井人ひろた | 2021年2月 2日 (火曜日) 08:06
原発再開反対の前にしておくこと。福島の原発を長年利用してきたのは東電管内のわれわれでから、廃棄物処理にも最大限の知恵をしぼり、西欧に負けないようにしなければなりません。
投稿: ましま | 2021年2月 2日 (火曜日) 14:09
>ましまさんへ
その我が管内の電力供給を一手に行っている東北電力が、宮城県に在る女川原発再稼働が間近だということは、なんとも複雑な思いです
投稿: 玉井人ひろた | 2021年2月 2日 (火曜日) 16:01