郡山市が被災地の企業へ賠償請求(?)
コビッド-19感染拡大のさ中の、昨年7月30日午前9時前に郡山市島二丁目の飲食店「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」で起こった市街地の爆発事故は、県内では2020年の十大ニュースにもなりました。
、爆発元の店舗では改修工事事業者の男性(50)が死亡、近隣の住民や事業所の従業員ら19人が重軽傷し、周辺の建物約300棟でガラスが割れるなどの被害が出たのでした。
まるで、ミサイルで爆撃されたかのような光景はすさまじいもので、いまでも頭に残っています。
先月、郡山市がその爆発事故処理に掛かった費用約550万円の損害賠償を、店の経営者や建物所有者など6社に対し請求したという報道には驚かされました。
<総額約550万円の費用内訳>
- 爆発現場周辺の市道清掃経費: 約130万円
- 災害見舞金の支給経費(17世帯):約130万円
- 避難所運営などの経費: 約100万円
- 災害ゴミの回収経費: 約70万円
- 固定資産税・都市計画税の減免経費:約70万円
- 街路樹などの復旧経費: 約50万円
被災の企業に請求なんて聞いたことが無いので、このニュースを聞いて正直「郡山市は冷たい」と思いましたね。
請求を出した郡山市の品川萬里市長の談↓
「事故から半年が経つ中、最終的な責任者を明らかにするため、市が行動すべきだと考えた」
実はこの爆発事故を巡っては郡山署が業務上過失致死傷の疑いで捜査中なのですが、今年の今になっても責任の所在が判明していないのです。
そのため、被災した住宅などでは住人が自腹で修理工事費用を払っているようなのです。
そこで、市は賠償責任社をはっきりさせることを則すために、責任がある関連企業すべてに請求書を出したようなのです。
市は3月31日までの回答を求めているようですが、いまだ返答が来たという報道はありません。
まさか、亡くなった工事責任者に責任を押し付けるなんてことになるのでしょうか?
それはあんまりだ
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コメント
そうですかね。
基本的には、民事で掛かった費用を責任者に請求しただけかと思います。これを税金で、市民が負担は、おかしい。
本来は、これから民事で周りの被害者が、損害賠償を求めると思われます。恐らくは、発注者、受注者が支払うような気がします。先に自己破産かも知れないですね。
投稿: ひで | 2021年3月 5日 (金曜日) 17:21
改装工事ミスなのか?
ガスコンロの増設にガス栓が閉まってなかったのか?
証拠は残っていないのか?
ガスボンベの元栓が開きっぱなしだったのでは?
どこに責任あるのかは、工事会社が知っているだろう。
しかし、認めたくないのだろう。
投稿: 風流人 | 2021年3月 5日 (金曜日) 17:52
>ひでさんへ
仰る通りだと思います。この請求によって、責任の所在がはっきりすると良いですが、はたしてどうなりますか
>風流人さんへ
原因は解っています。ガスの配管の腐食でからガスが漏れたのですが、そのガス管の点検・管理など複数の企業が含むようです
投稿: 玉井人ひろた | 2021年3月 5日 (金曜日) 19:36