海洋放出も水蒸気放出も、すでに実績があった
今日の地元紙の朝刊の一面は、菅政権が東電の福島第1原発で溜まり続ける汚染処理水の海洋放出決定したことで埋め尽くされていました。
福島県の内堀知事もその対応が決められず、梶山経産大臣との会談も短時間で席を立つという、立腹と混迷状態を地元テレビ局の映像が映し出しました。
政府が、地元と協議を尽くしたというその協議に使われたと思われる文書を経済産業省のサイトに見つけましたが、そこで示されたある事実に目を疑いました。
それは、東日本大震災が起こる1年前の2010年(平成22)、震災で爆発を起こした第1原発ではなく東京電力福島第2原発で行われたことです。
- 2010年、福島第2原発では原発内のトリチウムを含む処理水が、海洋放出と水蒸気放出が行われていた
- その放射線量
海洋放出=年間量約 1.6 兆 ベクレル 18
水蒸気放出=年間量約 1.9 兆 ベクレル 25
つまり、知らぬ間に原発処理水は海洋放出や水蒸気放出が行われていたのです。
これは、東電原発だけに限ったことではなく、国内にある複数の原発ではおこなわれているどころか、欧米やアジアなどの海外の原発では桁違いの量が当たり前のように行われていることも記載が有りました。
マスメディアは、この事実をどうして扱ってこなかったのか?
おおいに疑問です
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コメント
ひどい隠蔽ですね。
もともと原発は「トイレの無いマンション」といわれているように、汚染水の発生は当然出てくる。
それをどう処理してるかを海外の報道までしたら、日本でも当然反対が起きる、
よってメディアはだんまりをきめこんだのではないですか。
投稿: へこきあねさ | 2021年4月14日 17:57
原発は危険で、管理がズサンだ。しかも隠蔽し改ざんしてしまう。
活断層が見つかっても、何も手を打たない。
事故が起きても、誰も責任を取らない。
知らぬが仏、、、、でいいのか
投稿: 風流人 | 2021年4月14日 19:04
>へこきあねさんへ
別の言い方では「夢のエネルギー」とも言われましたよね
>風流人さんへ
そういうふうに指摘されると、「聞かれなかったので答えなかった」と返すんでしょうね。
投稿: 玉井人ひろた | 2021年4月15日 11:34
トリチウムの線量は減らせない。その代わり自然界の雨水などン含まれておりその程度に希釈されたものなら無害とされています。だからIAEAなどが認めた量なら海中や空中に放出するのが当たり前というのが各国の常識なのだが、日本の東電は国内の信用もないことから韓国、中国など抗議による「風評被害」を問題にしているのです。風評被害額を推定するのはそんなに困難でないと思うので東電が払ってやればいいのです。東電はひの損害を電気料金に上乗せするだろうから、われわれ東電ユーザーが負担することになる。
投稿: ましま | 2021年4月15日 17:41
全く知りませんでした。
スクープですよ。
投稿: もうぞう | 2021年4月15日 18:35
>ましまさんへ
東電の信用の無さもそうですが、日本人の疑心暗鬼は変わることが無い気がします
>もうぞうさんへ
私も驚きました。原発に関しては知らないことばかりです
投稿: 玉井人ひろた | 2021年4月15日 20:05