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2021年4月16日 (金)

オリンピック、東京都、伝染病

コビッド-19感染拡大で1年延期になった東京オリンピック・パラリンピック大会の聖火リレーは四国を巡っています。

その様子について、16日付の福島県の地元新聞2紙に福島県在住の臨済宗の僧侶で小説家の「玄侑 宗久(げんゆう そうきゅう氏」が↓

ロナ渦の中、オリンピック開催に向け聖火リレーする様子は、まるで戦時中の「一億玉砕」を強要しているかのようだ

というような趣旨で、オリンピック開催への疑念のコラムを掲載していました。 

そのコラムの中で、前回の昭和39年(1964)10月に開幕した「東京オリンピック」(第18回オリンピック大会)の時の、政府の対応も似ていたことを例に挙げていましたが、その例の内容のほうが知らなかった事実なので驚かされました

前回は昭和39年10月10日が開催のオリンピックでしたが、ほぼその直前の月遅れのお盆が過ぎた8月下旬ごろにそれは起こりました。

8月26日(報道日)
千葉県習志野市の大久保地区にあった旅館の泊り客の男性がコレラ死亡。感染経路不明。

オリンピック本番への悪影響を考えた日本政府など関係組織、その行動は早かったようです。

  • 習志野市大久保地区を完全封鎖(ロックダウン)
  • 徹底した消毒。ヘリコプターで大久保地区に消毒薬を撒いた。
  • 住民の外出完全禁止。
  • 仕事は全部ストップ
  • 旧厚生省(現厚労省)は、
    習志野市を中心に1万1000人の検便と首都圏での26万人の予防注射を実施
    それを、8月25日に保菌者が確認されてから一週間で完了させる
  • 9月1日には終結宣を発表

さらに、

  • 選手村や各競技場関係者約1万2000人を対象にしては、コレラの予防接種を前倒しで実施し、オリンピックで来日した海外の選手、観客を隔離するための病院もすぐに決めた。

そして、あの東京オリンピック開催を成功させるに至ります。

そのオリンピック開催を見届けるかのように、私の祖父は1年半後の昭和41年(1966)4月に亡くなりました。

東京オリンピックには、こういう伝染病が付きまとうのが宿命なのでしょうかね。

その時の様子を知る千葉の地元の高齢者によれば、現在のコビッド-19感染渦の様子と「当時と同じだ」と感じているそうですが、現在とは速さもそうですが、ヘリで消毒やロックダウンなどの徹底ぶりとはかなり差があります。

当時は、まだまだ官憲力の強さが幅が効いた時代ですから、強制する法律が無くてもそれができたのでしょうね。

こんな歴史を知るきっかけになったのも、コビッド-19感染の‘おかげ’でしょうか(;^ω^)

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コメント

興味を持って読ませて頂きました。

投稿: 吉田勝也 | 2021年4月17日 (土) 13:39

>吉田勝也さんへ

コメントありがとうございます。

投稿: 玉井人ひろた | 2021年4月17日 (土) 15:45

千葉の客が何処で罹ったのか?
それも、一人で。

しかし、徹底してましたね。
細菌とウイルスでは対策が大事だとうい事ですね。

投稿: 風流人 | 2021年4月17日 (土) 18:44

>風流人さんへ

今思うと、中国での初期対応が一番良かったようですね

投稿: 玉井人ひろた | 2021年4月17日 (土) 19:38

またまた知らない情報ですよ。
すごいな~

投稿: もうぞう | 2021年4月19日 (月) 18:07

>もうぞうさんへ

知らないですよね。
これって、意図的に当時の政府などが報道させなかったのでしょうかね

投稿: 玉井人ひろた | 2021年4月19日 (月) 18:10

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