ソーラー発電という自然破壊
東日本大震災で原発事故を経験した福島県では、2018年度に県内で必要なエネルギーの30%を再生可能エネルギーでまかなう計画を立てました。
そこで多くの電力会社や企業が参入し、特にメガソーラー発電施設の建設ラッシュが続いています。
そのため、すでに30%の目標達成は確実となったため福島県は2040年度を目標に、こんどは100%まで引き上げたい考えを示しています。
しかし、そのメガソーラーの建設の実態は・・
↓は、本宮市に建設が進むメガソーラー施設です
樹木が無いところが、全てソーラーパネルの設置工事が行われているところです。
完成すれば、約3.5メガワット(3500kw)の電力供給が可能となる巨大な発電施設です。
近くに行くと、その巨大さは解りますが、その広さは100ヘクタール(33万坪)をはるかに超える広大さのため全く全容を把握することはできません。
この場所は全て、野鳥、希少種になった野兎や日本リスや日本アナグマや猛禽類、そして熊にイノシシたちが暮らす緑豊かな里山でした。
その生き物たちは追い払われ、酸素供給減の広葉樹林はすべて消滅してしまいました。
妻が、「これは完全な自然破壊」と、ぽつりとつぶやきました。
建設する企業や行政、そして多くの人々や環境保護団体も言います。
「環境を守るため、再生可能エネルギー発電は必要です」
だから、この建設に反対する意見は無かったようですし、今もそんなことを唱えることは「非国民」と言われそうで誰も声を上げません。
わたしは、このブログで言わせてもらいます。
これは、CO2対策・環境保全と言いながら自然破壊をするという、本末転倒の何物でもありません。
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コメント
今晩は♪
私も同感です。
投稿: マコ | 2021年4月13日 22:22
まさに「本末転倒」ですね、我が地方も丘の上や小さな山の頂に設置されています。
考えればアマゾンの森林伐採による、乱開発と変わらない事が起きている事態です。
自然なクリーンエネルギーと言う名のもとに隠された、自然破壊の見本でしょうか?
投稿: JACKS | 2021年4月14日 06:56
こりゃやり過ぎですね。
破壊と言われても仕方ないでしょう。
それに台風や地震などで【想定外】の被害が出ますよ。
投稿: もうぞう | 2021年4月14日 07:15
>マコさんへ
たぶん、誰が見ても同じ思いになると思います
>JACKSさんへ
絵にかいたような、教科書のような本末転倒ですよね
>もうぞうさんへ
傍に行くと、土砂崩れのリスクを強く感じました
投稿: 玉井人ひろた | 2021年4月14日 08:31
メガソーラーは自然破壊そのものです。台風で吹っ飛んでしまう。地面は腐ってゆく。
せいぜい、自宅の空き地の一部で自家用で使用すべき物。
今は電力会社が買い取りしなければいけないが、結局、電気料金に上乗せされてる。
不安定な電力なんか、使えないでしょう。
投稿: 風流人 | 2021年4月14日 09:51
>風流人さんへ
その使い道が、どうもよく解らないまま建設だけ進んでいる気がしてなりません
投稿: 玉井人ひろた | 2021年4月14日 10:32
旅行に行ってもあちらこちら光ってます。
無秩序に開発されてる感じですよね。
投稿: 吉田勝也 | 2021年4月14日 12:27
>吉田勝也さんへ
「無秩序」、まさにおっしゃる通りです
投稿: 玉井人ひろた | 2021年4月14日 17:00